Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEX|past|will
2012年01月29日(日) |
タダマス4御礼(1) |
最近ガン保険のCMが減ってんのんは、震災以降の0〜6歳児の被爆状況に売り止めがかかっているからだ、外資系保険会社の動きは早い、と、Face Bookで情報が流れてきました。
タダマス4:「益子博之=多田雅範現代ジャズ音盤茶会」@喫茶茶会記(四谷三丁目)御来場ありがとうございました。
ここ数日の寒波の中、震災以降10メートル以上外気に触れずに暮らしてきたわたし、電車にこの冬初めて乗り、冷たい空気にガチガチになりながら会場に到着しました。この辛い環境の中、お越しのみなさま大変ありがとうございました。
今回のゲストは橋本学さん、橋爪亮督グループの神曲「十五夜」の神トラックのドラマーです。彼らの音楽を「十五夜」1曲ばかり絶賛しているのはまったく不十分な態度です。わたしの生きがいコラム「タガララジオ」の記念すべき100曲目■、何度でも誰かに伝えたいのだ。
高校1年のときにイエスだツェッペリンだクイーンだとつるんだ旧友フクシが「多田の喋りは酔っぱらっているみたいでそれはそれでいいよ」と褒めて?くれたのがうれしかった。あいつが東京に行くと言わなかったらおれ東京に来たくならなかったし、たくさんの音楽を教えてくれた悦びが今日まで続いているだけなんだ、ほんのそれだけの一瞬の人生みたいなものだ。
テオ・アンゲロプロス監督が事故死した。ECM聴いてなかったら、彼の映画も観ない人生だったかもしれない。
ポール・モチアンが死んで、現代ジャズがどうこうなろうが実はどうでもいいことなのかもしれない。モチアンがからんだ演奏が、その熱気のスケープが、 それはWhole Earth Catalogue 誌の「Stay Hungry, Stay Foolish」■ みたいな詩情(と言っていいわけないけど)だったかもしれない。
遠くを、遠くを見つめるようなサウンドを求めている。それはたまたまジャズとかフィールドレコーディングとか現代音楽とかJポップの売り場にあるだけ。ときおり友だちと話していて、そんな音楽の片鱗に触れてほんの一瞬重力から開放されたような気持ちになることだけが、誰かに伝わったらいいなあと思っている。
それはいつも誤解や無理解を含んだ形式でしか伝えようがない、のかな。
|