Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2012年01月01日(日) 初夢は

ええ、今月29日には現代ジャズ新譜からシーンの最前線を聴くイベント第4回「益子博之多田雅範四谷ティーパーティー」を行なうのでございますが、

ぼくはもうジャズ批評益子博之さん、いつもご来場いただいている音楽批評福島恵一さん、月光茶房店主原田正夫さん、会場喫茶茶会記福地先生、皆さんの奇跡のような突っ込みトークに出会って毎回耳を新らしくさせていただいているというイベントなのですが、ほんとみんな日々様々な音楽に接して歩いている耳がひととき同じ音楽を聴いて話すというのは、けして品評会ではないヒントと驚きと手がかりと触発にみちた…

初夢がこのイベント通称タダマスみたいな架空の会場で。

益子さんが黒板にチョークでカタタタとミュージシャン相関図を書いている。聴衆が100人くらいいる。最前列には福島さん原田さん。福島さんが益子さんに話しかけていて、聴衆とわたしが歓声をあげている、内容はすっかり忘れてしまったけど新しい音楽の断層が明らかになったかんじで。たださんは?なんてふられて

「William Parkerのベースソロしか聴いてないんだけど、もとよりヨーロッパじゃなくて、アメリカのジャズの根っこにゆくんでもなくて、聴いていて仏教音楽の精神といった地平に漂うところがある、なんて思っていたら、Aum Fidelity レーベル名は仏教だったといまさらに気づいたんですわー」

なんて話していたら、見知らぬECMファンから「たださんはむかしECMに期待する新譜に、チャーリー・ヘイデンのベースソロとライル・メイズのピアノソロと言って笑いをとってましたね!どちらも当然実現してませんが」と質問されてしまう。「いまならマーク・ターナー、クリス・スピード、トーマス・モーガン、トーマス・ストローネンのソロが出てほしいですね」と言うと、「それはもうナイ!」「デヴィッド・シルヴィアン!」と声がかかる。「今年クレイグ・テイボーンのピアノソロがでましたが、あれは菊地雅章のピアノソロの露払いの意味であって、それがアイヒャーの戦略なのだと妄想してるんですけどね」「モチアン追悼で、ロヴァーノ、フリーゼル、プーさんのトリオが実現しましたね」

と話していたら、だだだっとLPレコードを十数枚抱えた青年が現れて、アバークロンビー、ヴェサラ、スタンコ、クラウディオ・プンティンのソロですよ」とパラパラと並べてはじめる。顔を見るとアイヒャーの若い頃にそっくりで、「あんたはアイヒャーの息子なのか?」と声をあげたら

目が覚めた。すごい初夢見るなおれ。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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