Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2011年12月27日(火) |
吉村昭の『破獄』を買った |
独り暮らしの老婆をデイケアサービスや公園の日向ぼっこでナンパして西へ西へと、行く先々で温泉施設はあるだろう、向かうは島根県、古事記日本書紀の日本の創生に向かうのだ、と夢想している50さいなのだが。7さいから12さいを過ごした函館市亀田港町にも住むのだ。
渋谷陽一編集長のSIGHT「私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています」2011年秋号を近所の本屋に注文して読んで。高橋源一郎が「風の谷のナウシカ」だと、おもれー。貴志祐介が、吉村昭の『破船』が怖い本ベストテンに入ると言っていた。
ブックオフで間違って吉村昭の『破獄』を買った。どこが怖いのだ?と思いつつ読みふける。あれれ、この『破獄』はちがう表紙の頃に、20年くらい前に読んでいたかも・・・。
『破獄』の主人公は網走刑務所まで脱獄してしまうもので、砂川町で農民に畑泥棒を咎められ木刀でボコボコにされそうになって小刀で抵抗し殺人を犯してしまう。札幌刑務所からも脱獄して、手稲から小樽に逃げるか、市内の橋をわたって南下するか、とか、
おらの故郷の地名が次々に出てくるのが楽しい。
あ、五木寛之『良寛』下巻が平和台図書館に届いたという。
これから現代ジャズの核心に迫りたいという若いリスナーのために、シーンの見取り図みたいな基本的な風景を示す対談テキストを編みたいと、そんなことを考えながら今夜も夜勤だ。
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