Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2011年11月12日(土) |
いつか聴いた「Hero」が聴こえない |
ふいにミスチルの「Hero」を聴こうと、それは、昨夜この曲を聴き始めて夢中になって寒い夜空を見上げていた場所を見たからで、 ところが、そのように聴こえないのであわてている。
かつて、上尾のバーバー富士で即興演奏家のライブがあって、主催者がミスチルばかりをかけていたという話をきいて、 インプロとミスチルの組み合わせなんて、おれとおんなじだなーと思っていたっけ、それはそうと。 2・3年前からクラシックのコンサートに通うようになっていた。 ミスチルを聴くことがなくなったし魅力も感じなくなっていたのは07年あたりだから4年経ったのかな。
くりかえしくりかえし、あんまり聴くものだから、しまいに吐き気がしてくるくらい、それくらい聴いた曲なのに。
アレンジの楽器の位置や、リズムや、テンポまで、しっくりこない。 まったく聴いた憶えのないピアノの残響のありようや、楽器間の隙間の物足りなさ、が、耳に痛ましく響きさえする。
そして今日は、「Hero」をこうして何度も聴いている、 まるでかつて見事に滑り降りれたスーパー大回転のコースを復習するように、それでもぎこちなく転んだりしてばかりいる。
あわててしまうのは、そういえばこないだアバドのマーラー9番にこの世のものとは思えない美しい響きにうっとりしていたけど、 そういった「これはゼッタイ!」と思う演奏は、自分でも過去の自分には確からしさが危ういということなのだ。
最近手に入れたりしたCDは大丈夫なんだな。ちゃんと確からしく聴こえる。
お。いろいろCDRを取り出して聴いてみてんだけど、バンプの「グングニル」、コニッツECM「ラヴァーマン」、すげえいいじゃんか!
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