Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2011年07月30日(土) |
福島恵一さんから24日のタダマス2(四谷ティーパーティーVol.2)のレビューをいただきました |
ボヤンZの箱に隠れたジャケ写、楽器おばけ。
福島恵一さんから24日のタダマス2(四谷ティーパーティーVol.2)のレビューをいただきました。■
わたしはつねに反応が遅くて。4曲目のホーコン・コルスタに「北欧で開花したアイラー」を視た福島さんの指摘、言われて気付く当たり牌。市野さんが「テイボーンの弾いた音はリバーブで聴こえなくなっているのではないか」という鋭い反応にも、「おれはECMエコーに慣れてしまっているのかなあ、毒がまわっているなあ」と照れただけでした。
「瞬間瞬間、おのれの響かせた音を聴きながら、反応している厳しさ」としか言えないでいたが、福島さんの記述はもっと精密であり、「フレーズを奏でるのではなく、音の柱を打ち建て、響きの層を折り重ねながら、空間を息づかせていくテイボーンの姿は、「建築するピアニスト」と呼ぶにふさわしかろう」は、またしても名言である。
凶悪な耳の兄貴たち、月光茶房原田さん、福島恵一さん、堀内宏公さん、益子博之さん、喫茶茶会記福地さんの「ひとこと」にどれだけ耳が拓かれてきているか、ときに「わしにはそれはわからないデス!」と断言した次の瞬間から耳の本能は理解への道のりを歩みはじめていて、数年たってサムシングが到来することもあったり。
福島さんが「複数の耳の間で」で記述されているところは、いつも口ごもってしまってとんでも発言をしてしまうわたしには救いでありまする。まちがいなんてない、思ってること言ってしまおう、と、勇気100倍です。
それにしても、タダマスが終わると、益子さんが選曲した大半のCDを購入してしまっているわたし。家賃滞納をこれ以上悪化させることはできないのだ。というわけで、この週末も土日返上で夜勤労働者なのでございます。充実した笑顔をもって、がってむ、ぐっこむ。
あだなをかんがえ中
法王モチアン Paul Motian 1931- ds, band leader 魔王ウイリアムパーカー William Parker 1952- b, band leader 覇王スレッギル Henry Threadgill 1944- as, band leader 建築卿テイボーン Craig Taborn 1970?- p,key 皇帝ローゼンウィンケル Kurt Rosenwinkel 1970- g, band leader 世界のプーさん Kikuchi Masabumi 1939- p, band leader 新世紀マークターナー Mark Turner 1965- ts 未来を奏でる変態ホーレンベック John Hollenbeck 1968- ds 棒読み王クリススピード Chris Speed 1967- ts あらい熊マルサリス Wynton Marsalis 1961- tp, band leader 眼鏡女子ハルヴァーソン Mary Halvorson 1980- g 跳ね上がり不良中年シュビヨン Bruno Chevillon 1959- b バルカンの刺客ボヤン Bojan Zulfikarpasic 1968- p 天使ハーシュ Fred Hersch 1955- p, band leader 野獣マラビー Tony Malaby 1964- ts 新大関モーガン Thomas Morgan 1981- b 電子響ヤコブブロ Jakob Bro 1978-g 一子相伝マネリ Mat Maneri 1969- vln 死神ロイド Charles Lloyd 1938- ts 怪人ソーレイ Tyshawn Sorey 1980- ds
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