Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2011年06月04日(土) |
深夜のレコメン特集での曲目 |
5月、都内某所にて土曜の深夜23時から2時までの集まり、リスニングセッション「レコメン特集」が行なわれた。
レコメンデッドレコーズ■は、クリス・カトラー(著書『ファイルアンダーポピュラー-ポピュラー音楽を巡る文化研究』水声社1996)が78年に設立した、国際的にディストリビューションする自主レーベル。
CD屋でパカパカと棚をチェックしてて。左右にくちを開く獅子のマークが「なまはんかな気持ちで買うんじゃねー!」と恫喝されてるように思えるわたしなぞはつい棚に戻してしまっていたかもしれないし、だいたい「RIO」ときいて「デュランデュラン?」と口をついて出るあたりでわたしには聴く資格がないのではないか。
「レコメンはさっぱり知らないなー」 「あれ?たださんは京都への新婚旅行でアート・ベアーズのワールド・アズ・イット・イズ・トッディ■を買ったんでしたよね」 「おお。あと、ヘイデンとオーネットのソープサッズ、のいずんずり、などLP20枚くらい買ったのだ。新婚旅行だというのに京都にある中古レコード屋をはしご独走する25さいのわしは、新妻にもうまーくんとは絶対旅行なんかしないっ!と言われた帰路の京都駅の待合室かな。」 「たださんはレコメン系は聴いていると思いました」 「え?クリス・カトラーってヘンリー・カウのひとなの?」 「・・・」
レコメンについて、基本的に認識しておかなければならないのは、 「巨大音楽産業に対抗し、良質な(素晴らしく個性的かつ様々な仕方でアヴァンギャルドな)音楽を流通させるための国際的なオルタナティヴ・ネットワークであり、パンク〜NWの流れとは対照的な、キャリアと音楽的素養に溢れた”オールド・ウエイヴ”による変革にほかならない」(福島恵一) という点。蛍光マーカーでアンダーラインだ。
おれはZNRで最初のダウンを喫し、アクサク・マブールでノックアウト、アフターディナーで灰になってしまった。立つんだ、ジョー!
以下が当日の曲目リスト。このままオムニバスCD化希望!
introduction 01. Flaschenzeug / Vogel 02. Extract 5 from Faust Party 3 / Faust 03. All Hail! / Art Bears from 『The Recommended Records Sampler』
Henry CowからArt Bearsへ 04. Ruins / Henry Cow from 『Unrest』 05. On Suicide / Art Bears from 『Hopes and Fears』 06. Falling Away / Henry Cow from 『Western Culture』 07. Winter Wheels / Art Bears from 『Winter Songs』
Rock in Oppositionの創設 08. La Faulx / Univers Zero from 『Heresie』 09. Dense / Univers Zero from 『Ceux Du Dehors』 10. Simulacres / Art Zoyd from 『Symphonie Pour Le Jour Ou Bruleront Les Cites』 11. L'amulette et le Petit Rabbin / Etron Fou Le Loublan from 『Batalage』 12. Z1 / ZNR from 『Traite dDe Mecanique Populaire』 13. Macchina Maccheronica / Stormy Six from 『Macchina Maccheronica』
interlude 14. 6 Petit Chansons / Joseph Racaille
Rock in Oppositionの発展 15. Not Me / Cassiber from 『Man or Monkey』 16. Nacht / Aqsak Maboul from 『Un Peu De L'ame Des Bandits』 17. Legs / Massacre from 『Killing Time』 18. Spring Any Day Now / Fred Frith from 『Gravity』 19. Fall of Saigon / This Heat from 『This Heat』 20. Glass Tube / After Dinner from 『After Dinner』
なお、時間の制約で10、17はプログラムされていたが、割愛された。
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