Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年12月26日(日) 四世清元梅吉 至芸の世界




いやー、清元梅吉の三味線!すごい。

エクスワイフのおかげでNHKBS2『若き宗家と至高の三味線〜清元二派88年ぶりの共演』を観ることができた。
じゃぽ音っとブログ「再放送:清元延寿太夫 清元梅吉」
このテキストとリンクされたブログを激しくご参照あれ。

梅吉の三味線と、榮三の三味線と。スタイルの差は歴然。
稽古では最後まで合わせてこなかった榮三が、本番で見事に合わせてきた、その技能と心意気に打たれた。

若き宗家、延寿太夫は、抱える二人の人間国宝があってなお、梅吉の三味線とのコンビを獲得する。
ドラマは第2章へと続いてゆくのであろう。

CDは『四世清元梅吉 至芸の世界』、その続編『2』、それぞれ2枚組。
まずは聴くのは「隅田川」。な、なんですと?終盤クライマックスのこの鐘の音色は三味線によって奏でられている、という。
ど、どうやっているのだろう。

日本人は日本語に相応しい、西洋音楽のスケールにひけをとらない表現を持っていた、と、つくづく感じていたのは
05年Jazz Tokyoでベストに挙げた
豊竹山城少掾(義太夫)『菅原伝授手習鑑 〜道明寺の段〜』においてだったけれど、ますますその意を強くしている。

こないだ光ヶ丘図書館に豊竹山城少掾の他のCDがあったのでいさんで聴いたが、それはぜんぜんだめでしたー。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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