Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年12月16日(木) |
小杉武久、93年にウイリアム・パーカーに言及していた |
男子トイレの小便チューリップにてんこ盛りになっているのはツナが1.5キロほど胃液にまみれている物体であり、排水を阻害し床までデロデロにたれ下がった様相であった。20代の係員たちは臭いにつられて連鎖嘔吐のリスクが高い。ゴム手袋、ゴミ袋、モップ、モップバケツ、キッチンペーパーで奮闘するおいら。ヌメる床で靴がすべりそうになってついた手が左!、神経痛に苦悶しつづけているおいらの黄金の左!
『回想のジョン・ケージ 同時代を生きた8人へのインタビュー』末延芳晴編(音楽之友社)を図書館でめくっていたら
小杉武久が93年3月30日のインタビューにおいて、即興について言及している。デレク・ベイリー、スティーブ・レイシーの名前をあげて「彼らの意識している世界が、音楽だけじゃなくて、それを越えたレベルに開かれていることがわかるんですよね。」と、その次に出てくる演奏家の名前がウイリアム・パーカーなのにびっくりする。
93年の時点で、ベイリー、レイシーに続けて、である。
「ウイリアム・パーカーなんか、ベースをボンボン弾くんだけど、ものすごくでかい惑星が回っているようで、一緒にやってて最高に気分がいいですよね。向こうは向こうで勝手に自転していて、僕は僕で自転している。すごくゆったりしていて、それでいて、どこか引力で引き合っている。確かに、ベースを弾いて音を出しているんだけど、別のものになっちゃってるんですね。多分惑星になっているんですね(笑)。」
おいらがウイリアム・パーカーに気付いたのは97年ぐらいだし・・・。さすがだ、小杉武久。 あれれ?すごいな、ウイリアム・パーカーのディスコグラフィー>■ そうか、80年代以降のセシル・テイラーをちゃんと聴いていればもっと早く気付けたのか。
おいらがおそかっただけかもしれません。
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