Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年06月08日(火) |
福島・原田・多田セレクトECMベスト@ECMカフェ を味わう (1) |
おいらがECMカフェに選んだECM耳、ジャズ耳とで選んだそれぞれ20枚ずつ。です。
おおお!音が耳に鳴り始める。ごおおお!
暴走ニセコロッシ「ECMベスト202」は今週末更新の「タガララジオ09」に全面掲載です。
福島恵一さんのベスト■ 「ECM−北方ロマン主義な名盤20」「ECM−プログレDNAな名盤20」 原田正夫さんのベスト■ 「ECM cafe in Gekko Sabo」
ECM20
ECM 1038 Art Lande, Jan Garbarek / Red Lanta 儚い美しさ、可憐な美少女、夢幻の漂い、と、つい語られてしまうECMデュオの最初の到達 ECM 1060 Ralph Towner / Solstice コアの4にんが一発芸ののりで疾走するだけのレーベルを象徴する曲、音響派もびっくり ECM 1077 Edward Vesala / Nan Madol フィンランドの森林からわきあがる雅楽の響き、ミクロネシアの遺跡、南へ、アイヒャーの学習 ECM 1093 Jan Garbarek / Dis ノルウェーの海岸に設置された風ハープとガルバレク、タウナーの共演 ECM 1136 Egberto Gismonti / Solo ことに、ジャレットも嫉妬しただろうギタリスト・ジスモンチのピアノの美しさ ECM 1160 Steve Swallow / Home シーラ・ジョーダンの声、ロバート・クリーリーの詩による音絵巻 ECM 1218 Steve Tibbetts / Northern Song 釣り人がゆるやかに死んでゆくような ECM 1220 Mike Nock / Ondas 時間が止まるピアノ・トリオ ECM 1264 Alfred Harth / This Earth! 出会えない架空の場所で生成したような ECM 1275 NS Arvo Pärt : Tabula Rasa / Gidon Kremer, Keith Jarrett ペルトの到来、ニューシリーズのはじまり、現代音楽の風景を一変させてみせた ECM 1333/34 Keith Jarrett / Spirits ジャレットの根源、自選ベストを編むなら本作がキーとなるだろう ECM 1337 Norma Winstone / Somewhere Called Home ヴォーカルものの中でいちばん詩情と静謐と楽曲の完成度が高い ECM 1372 Alex Cline / The Lamp And The Star Cryptogramophonレーベルの萌芽をドキュメントしていた ECM 1426 Paul Giger / Alpstein ヴァイオリンの雲の霞の向こう側でかつてのガルバレクがよみがえっている ECM 1536 Lena Willemark / Ale Möller / Nordan あらたな北方への旅路を宣言するかのような鮮烈な作品 ECM 1545 Ketil Bjjornstad / David Darling / Terje Rypdal / Jon Christensen / The Sea 脳死の音楽?地鳴り・タイコ、海面・チェロ、ロマン意識が飛翔するギターの咆哮、最強の標題音楽、北へ ECM 1611 Ralph Towner / ANA この曲、お嫁さんに行きたくないと言っている気がする、1曲目 ECM 1641 Anouar Brahem / John Surman / Dave Holland / Thimar 追憶を奏でるウードとバスクラをホランドが繋ぎ止め続ける草陰にひそんだ思念というか ECM 1749 Claudio Puntin/Gerdur Gunnarsdóttir / Ylir 目の中に光が明滅するようなVlnとClの囁き合い、または意識の音楽、架空のアイスランド、冬 ECM 2056 Ketil Bjonstad / The Light 強度あるヒーリング?歌と演奏に北欧の風景が目の前に見えてしまう
ジャズ20
ECM 1004 Marion Brown / Afternoon Of A Georgia Faun 自然描写に聴いていた(たぶん問題なし!)けどサークルを産むクールなフリー ECM 1017 Keith Jarrett / Facing You マイルスでのファンクが反響している赤裸々な噴出だったとは ECM 1101 Gary Peacock / Tales Of Another 最強期のジャレットが聴けるプレ・スタンダーズ・トリオの唯一作、邦題「ECM」慧眼なり ECM 1107 Eberhard Weber / Colours / Silent Feet ヨーロッパのウエザーリポートとは言わないが躍動するプログレ感がたまらない ECM 1152 Jack DeJohnette / Special Edition 不敵なマレイをフロントにデジョネットが80年代を宣言したかの ECM 1167 Art Ensemble of Chicago / Full Force 祝祭成分少なめ、ジャズ・ユニット成分増量の鮮烈なデビュー ECM 1182/83 Chick Corea / Gary Burton / In Concert, Zürich, October 28, 1979 デュオのライブ2LP、彼らはこの演奏をついに超えられなかった ECM 1185 Miroslav Vitous Group クリステンセンの痙攣するカリプソ、要CD化 ECM 1276 Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette / Changes この突き詰めて上り詰めて果てるような最初のセッションでのはずかしすぎる最強テンション ECM 1373 Dave Holland Trio / Triplicate 若きボクサー然としたスティブ・コールマンの抑制または初々しさがいい ECM 1415/16 Kenny Wheeler / Music For Large & Small Ensembles デビューWindmill Tilter から一貫したトーンへの熱情がここで果たされた ECM 1560 Nils Petter Molvaer / Khmer これはジャズというよりロックだな、タイのクメール遺跡、ふたたび南へ ECM 1588 Louis Sclavis Sextet / Les Violences de Rameau スクラヴィス、デュクレ、シュビヨンらの獰猛な演奏力とコンポジションが稀有の結合を見せた ECM 1597 Joe Maneri / Joe Morris / Mat Maneri / Three Men Walking スティーブ・レイク制作、NYで伝説的に語られた3者の演奏、ジュフリーの水脈 ECM 1612 NS Evan Parker Electro-Acoustic Ensemble / Toward The Margins 欧州最強即興トリオパーカーリットンガイにそれぞれエレクトロニクスが付いた衝撃 ECM 1751 John Taylor Trio / Rosslyn ゼロ年代最強の美ピアノトリオ微毒入り、毒なしはグスタフセン ECM 1845 Dino Saluzzi, Jon Christensen / Senderos メセニーに匹敵する旅をするようなアコーディオンとタイコの想定外スケールのデュオ ECM 1868 Tomasz Stanko Quartet / Suspended Night く、暗くて、ロマンチック。沈み込む東欧の叙情。 ECM 1878/79 Charles Lloyd/Billy Higgins / Which Way Is East 死の直前のヒギンズがひっそりとロイドと遺していた人類史を思わせる魂の録音 ECM 2013 Miroslav Vitous / Universal Syncopations II ザヴィヌル亡きあとのあと出しじゃんけんWRヴィジョン、暴力団親玉の報復
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