Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年03月15日(月) |
「あのときの感動を再び」というNHK交響楽団演奏会 |
日比谷公会堂(!)で、 「あのときの感動を再び」というNHK交響楽団演奏会が開かれた。
プログラムは戦時中1944年3月15・16日に 同じく日比谷公会堂で行われたもの。
蓑作秋吉 : 小交響曲 ベートーヴェン : ロマンス 第1番、第2番 チャイコフスキー : 交響曲 第5番
指揮 : 尾高 忠明 ヴァイオリン : 前橋 汀子 管弦楽 : NHK交響楽団
日比谷公会堂がかつてのコンサートホールの中心的な存在だった。 音はデッドで、しきりに井上道義は音が悪いねー!ごめんなさい!と言っていたけど、 ライブハウスのジャズの感覚で聴けばなんのなんの、 かえって音の圧力とか生々しさや演奏者の意識まで伝わってくる じつにすばらしいモノラル録音のビートルズみたいで、 さいこーに感動した。
66年前は尾高忠明の父親である尾高尚忠が指揮している。 尾高尚忠はヒロポンをひざに打って指揮台にのぼった豪傑で、 そのせいで39で亡くなったと息子はふり返る。 息子が振る日比谷公会堂、おやじはたしかに降りてきていたぜ!
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