Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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28にちに月光茶房で聴いた、ブルーノート原盤、リー・モーガンの『キャンディ』。 プレスティッジ原盤、オリバー・ネルソの『Screamin' The Blues』。これにはやられちゃいました!
むかしはジャズ喫茶クラシック喫茶で過ごすのが日課だったわたしの耳にとって 月光茶房のスピーカーは理知的な響きがしてモダンジャズ向きではないと思っていたのだけど、 そこで、原盤の音にやられてしまうとは。
手元にあるジャズCDで、ターナー、ポッター、マラビーが3大サックスだ!とか、 ジャレットはガルバレクはスクラヴィス高瀬アキはハーシュはヘルマンはとか、の、現在のジャズを おいらなりに俯瞰する物言いは、こう、手元にあって持ち歩いているというか、
そこでモダンジャズ原盤。ジャズ喫茶にあるから買わないでいいと卒業してたつもりのモダンジャズの演奏。
現在のジャズに対するヴィジョン、の平面、または地平線には、なくて。 この地平のはるか上空、崇高なまでの天上に鳴っているように聴こえたのでした。 「この演奏の意識には勝てない。ホンモノってこれか!」ととっさに感じた。 べつに勝つ必要もないんだけど、時代が違うから。現在には現在に至った歴史の必然が刻印されてるわけで。
いきなり昨日までのモダンジャズに対する感触が変容してしまいましたー!
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