Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2009年10月25日(日) |
星野秋男著『ヨーロッパ・ジャズ黄金時代』 |
星野秋男著『ヨーロッパ・ジャズ黄金時代』■(青土社)出版記念パーティに出かける。 日 時:2009年10月25日(日)17:00-20:00 場 所:吉祥寺Sound Cafe dzumi ■ 武蔵野市御殿山1-2-3 キヨノビル7F Tel:0422-72-7822
むかしからジャズ批評の記事を読んでてすごい怖いひとだと勝手に思っていたおいら。 ECMとその周辺だけをへらへら聴いているおいらなんかと会ったら即座に「く、喝〜っ!」と怒られるものだとばかり思っていました。 ディスクユニオンに出かけると短くて2・3時間、長いときは7時間も棚をチェックするという伝説のお方。 すべての棚に自分の知らないアイテムが入荷してないかをチェックしないと落ち着かないとのこと。 ぐう。最盛期のおいらでもECMとフリーの新品・中古と中古の新入荷をチェックする45分がせいいっぱいであった。 おそるおそるごあいさつするとにこやかに応じていただけ、物々交換しかできない東欧圏とのやりとりの苦労話などまぶしそうな目の表情で語る星野さん、「熱帯植物250鉢や爬虫類の世話もあり睡眠時間を3時間以上とることはないのです」とも。じつにチャーミングでさえある。
あー怒られないでよかった。 しかし。 永遠のロック少年テリエ・リピダル、と、自動的に書いていたおいらは、この著作にしっかり怒られていました!
はじめに、と題されたヨーロッパ・ジャズに対する星野さんの認識、プログレッシブ・ロックとの関係など、今いちどわたしたち音楽ファンは理解しておかなければならないもの。これだけの史実と明晰な解説を記された著作はこれまでになく(ヨーロッパにもない)、まさに金字塔といえる偉業だ。
カフェ・ズミではパーティのあいだ、以下の音源がかかっていました!おいら耳ずっとダンボ。 John Surman / How Many Clouds Can You See? Wolfgang Dauner Trio / Dream Talk Jazz In Britain ‘68-’69 (Decca) Graham Collier Sextet / Down Another Road George Russell 1967年 ドン・チェリー、ヤン・ガルバレク19さいがフロントのライブ音源 輸入書籍の付録CD Jan Garbarek Quartet Live in Oslo 1969 Don Cherry / Mu
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