Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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| 2009年04月18日(土) |
すばらしいコンポストの企画 FAMOUS JAZZ CD 21 PROJECT |

草津温泉の湯ばたけ。岡本太郎デザイン。
すばらしいコンポストの企画 FAMOUS JAZZ CD 21 PROJECT ■に瞠目する。
1961年生まれのおいらがジャズの年代順のジャズ名盤を勉強したのは 杉田誠一が編んだ『ジャズ&ジャズ』講談社(たぶん絶版)。 油井正一の『ジャズの歴史物語』とFM番組、後藤雅洋の『ジャズ・オブ・パラダイス』と四谷いーぐる、 スイング・ジャーナル誌とジャズ・ライフ誌の読み比べ、清水俊彦への傾倒、で、80年代。 マーク・ラパポートの連載「じゃずじゃ」、岡島豊樹編集長ジャズ批評誌、福島恵一への傾倒、ディスクユニオン輸入盤コーナーの陶酔と憂鬱、 いーぐる講演村井康司・嶋田丈裕に感動、で、90年代。 アウトゼア誌杉田誠一・稲岡邦弥・末次安里との出遭い、中山康樹にストライク、で、00年代。
おいらのジャズについての感覚的な影響はここに挙げた皆さまからのものによるものが大きい。 CDだらけの部屋で友人と話していて「おれたちラパポート・チルドレンなんだな、結局」とうなずきあったわけでもあり。
杉田誠一『ジャズ&ジャズ』の80年代以降をつなぐ仕事がここでなされているわけではないが、 この困難な作業はコンポストの6にん?によってなされているのだ。4にんか? メンバーによってこういったセレクトは多少変わるかもしれない。編集長の益子博之に注目。いちばん共感度高し。
現在の耳で聴いてどうなのか、という基準がいい。
おれも好きなもんしか聴いておらずに、このプロジェクトで挙げられた未聴盤をチェックしようかなー、と、一瞬思ってみたけど、 ただでさえ聴きたいもんを聴ききれておらず、悩ましいかぎり。 おれも80年代ジャズを思い出してみようかな。
ノルウェー大使館きも入りのヴァイオリニスト、トルルス・モルク、本日の公演が中止になったとの連絡を受ける。ちと残念。 5月1日のマリア・ジョアン・ピリス公演のレビューが打診される。ありがたし。一度はピリスを聴いておかねばピアノは語れまい。 ECMカタログの原稿をせっつかれているけども、三善晃『交響四部作』CDのレビューはいつ書けるのか。
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