Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2009年04月06日(月) ジャレットの死亡説

夜勤の仕事を終え、平和台図書館に寄ってジャレットのスタンダーズ『マイ・フーリッシュ・ハート』を借りてみた。
リリースされた2007年に耳にした記憶はあるものの聴く気にならずにスルーしていたものだ。
聴きはじめて、たとえようのない吐き気がしてきたのである。聴きとおすことなど不可能じゃけに。

スタンダーズはいちおうリアルタイムで聴いてきていて、『スティル・ライブ』と『ウィスパー・ノット』があればいいと思っている。
『スティル・ライブ』で演っていた「ソング・イズ・ユー」のイントロなんて夢にみるくらいに好きだ。
その「ソング・イズ・ユー」が『マイ・フーリッシュ・ハート』にも入っていたのだけど、そこでも耐えられない・・・。

耳の、過剰摂取によるアレルギーという現象を想定してもいいのかもしれない。

当のジャレットはこの『マイ・フーリッシュ・ハート』という作品について、特別な2001年のライブを発表の機会をうかがっていたと書いている。
なに言ってんだこのおやじ。



フランチェスコ・ヴァンニ『三美神』、ボッチチェリにも三美神の描かれた絵がある、その構図、
が、ジャレット『Tokyo 96』の構図、です。そう、ジャレットだけがこちらを向いた、三美神の構図が反転しているものです。
このCDには悪魔の数字666が与えられた。1300とか1313を禁忌して欠番にするECMにより。



そんで闘病中のプライベートなバラッド集『メロディ・アット・ナイト・・・』は供花のようなジャケだったあたり、
ジャレットの死亡説まで考えてみてはいたけれども。

その後のジャレット、『レイディアンス』という彼のピアノの完成型を奇跡的に残した以外は、
やはり死んでいるとおれは思う。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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