Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2008年12月31日(水) |
砂川中央市場でミュージシャンをみるゆめ |
石狩川の支流を砂川市内に入った橋のたもとにある木造の砂川中央市場が、 4階建ての天上桟敷になっていて、 最上階から見下ろすと、通路にベルトコンベアのステージが流れてきており、 上砂川や歌志内から駆け付けた煤だらけの多くの労働者たちがファッションショーのように流れてくる音楽家たちに拍手と声援を送っている。
老人になった二本線のジャージ姿のポール・マッカートニーと、カメラスタジオの青いスタジャンを着たマンフレット・アイヒャーと三人でその光景を見下ろしている。 ふたりともこんなところまで来ているんだ、と、思いながら、 おれは最上階の木造の木の窓枠や柱がぼろぼろになっているのが気になって、 はやくここを抜け出して中古レコード屋に行かなければならないと思っている。
流れてくるステージで、アルゲリッチが指揮台に乗って棒を振っている。 「彼女らしい指揮だね」とおれは二人に話しかけている。 マッカートニーが「エリオット・ガーディナーが流れてくるよ」と視線をその向こうへ。 おれはガーディナーのそのあとに友部正人が流れてくるのが見えて、 「ははは、ガーディナーさん、と、歌っているよー」と言う。 アイヒャーが「ディラン?」とドイツ語で言っているようで、 おれはディランよりすごいんだと「モア・ディラン」などと言いつけている。
中古レコードのエサ箱がそばに流れてきて、 「ラスク」と「ラスク2」と、見たことのないワダダレオスミスの2枚組LPをその中から見つける。
アイヒャーにこのLPについて、どうしてCDで出さないのかきこうとしたら、建物がぐらついてこのまま雪の中に投げ出されたらLPが濡れてしまうとあわてた瞬間に目がさめた。
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