Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2007年08月17日(金) ひかる ひかる 東芝



ひかる ひかる 東芝
まわる まわる 東芝
うたう うたう 東芝
みんなみんな東芝 東芝のマーク

幼少期に、世界に出会うように、ブラウン管で見つめていた東芝のコマーシャル。
放電管をまわるひかり。男性コーラスのうた。
そのときに感じたことは、
未来というのは過去と同じくらいになつかしいものだ、と、あとから思い出すとそんなことばになる、のか。
輪廻してまたここにやってくる、という安堵感。
だけども、40ねんぶりにそのブラウン管があった場所に訪れてみると、そこはただの空き地になって、おどろくほど小さくなっていて、
あれだけおいしかった「こうらいさんのラーメン」が、
記憶に残るおなじオッサン、当時は若い兄さん、今は日焼けした爺さん、が、作っていたもので、
たしかに同じ味だとは思うけれども、なさけないくらいにおいしくなくて、それでも何台も車でお客が乗りつけているのだけど、
そうだよ、あの空き地の空間が、ぼくは若い時分に首がうどんを食べている夢をみた場所だったんだよ。
ラーメンをすする。
ブラウン管は、いま地球のどこをめぐっているのだろう、廃棄物となり燃やされ分子レベルで世界に偏在す。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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