Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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海ほたるから東京湾方面をみる。とおくに見えるのが「風の塔」なのかな。おとといの写真は時間が止まっている感じがしてアートしてました。
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齋藤孝の『読むチカラ 「東大国語」入試問題で鍛える!』(宝島社)を読み。 ノブレス・オブリッジ、noblesse oblige、高い身分には道徳上の義務が伴う、という意味です。東大生に望まれる、と、齋藤先生はおっしゃっています。
名著『「アメリカ音楽」の誕生』、ぐぐってみたら麻布学園の図書館にも入荷している。麻布学園には佐野眞一が講演しに来るのか。■
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日本ジャズ史において最重要作は何かと問われたら、そんな問いするやつ、の、デリカシーのなさよ、成り立たない問いだろ。 解体的交感、と、念仏をとなえるように言ってはみるかな。じつはモスラ・フライトという隠し玉もおれなら相手によっては言ってみる。 そこまで。 それは誰の演奏ですかいつの作品ですか、とまできかれると、なんかこたえた自分がやになるのだから、「まあ、いいって、いいって、そんなの聴かなくって。自分で出会う音楽が自分をつくるんですよ」と、相手に聴かせない構えにはいってゆくのだ。 だったら最初っから言わなくていいのに、いつものわれながらのせこい言いよう。
おれの場合。 解体的交感に出会ったのは、師匠から当時中古で10万くらいの相場だったLP盤からコピーしていただいたカセットテープを、ウォークマンに入れて来日してピアノ・ソロ公演をギタリストのエグベルト・ジスモンチが演るときいて中央線あずさ13号に乗って松本に向かうにひとりで立った新宿駅のホームだった。そうか、あれから16年経ったのか。16年しか経ってねえのか?
これからジスモンチのピアノ・ソロを聴くという旅路と、解体的交感のスピード、の、美しさ、は、釣り合っていた。
釣り合うべくカテゴライズされているわけではないし、「美しさ」という一語でもない。
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