Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEXpastwill


2007年06月25日(月) マイルスはカッコいい!

NHKで菊池成孔がナビゲートするマイルスの特集があった。
いやー、シビれた。元気でた。

カインド・オブ・ブルー発表直後のライブ映像での「ソー・ホワット」。
度肝を抜かれるくらいにマイルスはカッコいい!ハンコック24歳!

マイルスが60年代にビートルズ、ジミヘンの登場に危機感を抱いて、サウンドを一変させて『ビッチェズ・ブリュー』を創りあげた、のは、テキストレベルで知ってはいたけど、映像で改めて見せられると、なんかすごいドラマだ。

80年代の『ユア・アンダー・アレスト』は「タイム・アフター・タイム」と「ヒューマン・ネイチャー」がいいからいいけど、
それ以降はまったくダメ。ラップ、ヒップホップの表現水準がダメすぎ。マイルスは組む相手を選びそこねているという点で、死んでいたと思う。

中山康樹の本を読んで、『ドゥーバップ』が良かったわけねーだろ、と、再度聴いてみたけど、やはり良くなかった。この世代で最も耳の良い音楽評論家でさえ、耳は老化するのだな。いわんや、おや。

アクサクマブール、ミスチル、モチアン、バイラーク、ビリーホリディ、ブレヒト、ナシメント、イーグルス、大瀧詠一、松竹ジャズバンド、渥美清、泉川そら、シドニーベシェ、ビョーク、高野寛というラインナップの編集CDR『多田かおなしC−5』を検証聴きして過ごす。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

My追加