Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2007年04月25日(水) |
グッチ裕三の真似をしているように太った姫野さんのヴォーカルで「心の旅」 |
NHKの番組「SONGS」で、現役のチューリップの演奏を観る。 エンディングはグッチ裕三の真似をしているように太った姫野さんのヴォーカルで「心の旅」。 笑えるのと同時の音楽感動の複雑な合わせわざ。
「もしも許されるなら 眠りについた君を ポケットに詰め込んで そのまま連れ去りたい」 「賑やかだった街も 今は声を静めて 何を待っているのか 何を待っているのか いつもいつの時でも 僕は忘れはしない 愛に終りがあって 心の旅が始まる」 「あー だから今夜だけは 君を抱いていたい あー 明日の今頃は 僕は汽車の中」
あーだから、って、理由になってねえし・・・。 「ただ単に抱きたい」、のに、理由がなければ行為に及べないのではないか?ともんもんとしている当時の童貞な若者たちに、理由があれば抱いていいんだよ!「あーだから抱いていたい!」と理由付けを宣言してすっきりと行為に及べるシチュエーションを妄想した、というのがこのヒット曲の真実だ。 明日は汽車に乗ってどっかに行ってしまうような無責任なオトコに、わたしのむすめは抱かせない!と、おれは思うよ。 よく読んだら、とんでもない歌だよな。眠りについた女性を拉致連行したい、そんで抱いていたい、だと?強姦妄想そのものじゃないか! そんで、ヤッタあとは汽車に乗ってトンズラするのだ。まったく、ひどい歌だ。
だけど、安部俊幸によるギター・ソロがすべてを許すんだよね。ほんとかよ。音楽のすごいところだよね。
ところで、財津和夫が和製ポール・マッカートニーを自認していたのは有名な話で、ポール・マッカートニー本人とのツーショットとかあって、ほんとに会いに行ったんだねー、そんでポールに向かって、何て自己紹介したんでしょう、「アイアムポールマッカートニーインジャパン!」、そんなことを言われたポールは度肝を抜かれたでしょうね、「はあ?」とか言ったんじゃないでしょうか、そんでチューリップの作品を聴きながら、なんでこの程度の曲で日本ではポールマッカートニーを名乗れるわけよ、ざけんじゃねーよ、かんちがいしてんじゃねーよ、とポールは思っただろうね。
おれはチューリップだいすき。 アルバムとしては『2222picnic』■が好きだな。
トルヴェールカルテットの端正の極み「マイフェイバリットシングス」を聴かせてください。 おとうちゃんはコルトレーンのロイヘインズがタイコのカルテットによる17分34秒の「マイフェイバリットシングス」を聴かせてあげます。 どちらもある意味で究極を呈示していると思います。
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