Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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今年のベスト、ミュージサーカス本音でどん、昨年の>■ 今年のを、書きたい。ぼくの記憶のためにだけ。
ロイド〜ヒギンズの2枚組私的ライブ録音には、しばらくぶりの精神の音を聴いていた。
これの日本盤ライナーで大村幸則さんが、そしてCDジャーナルで後藤雅洋さんが、揃ってジョー・ザヴィヌルのライブ盤を高く評価していた事実を認識し、あわててそのジョー・ザヴィヌルを聴いたのだった、この夏。
マヌカチェのネイバフッドがドイツ批評家賞に輝いたと知って、あわてて聴いたのだった、この冬。
だいぶあたり(高く評価する反応指向性といったもの)はつくような気がすることはするのだけれど、耳が奪われない。分析的に耳ははたらいて、聴こえているようにしか聴こえない。
シントーピア・カルテットが持つ、つき放たれた、よるべなき、かがやくような、なぞ、が、ない。音楽の魔法がない。
メセニーメルドー、は、ぜんぜんリスクを負わないメセニー、いじわるなメセニーに、はらがたつ。だけど、それに相応しいメルドーであったか、というと、どうもメセニーを刺激しに行ってないわけだから、やっぱり双方が奏でる前にすでに奏でられていたテリトリーに、いつも美味しい焼きたてパン屋の安心してほおばるふわふわなパンの感触のように、うっとりとするばかりである。
さて、どんなラインナップを書こう。
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