Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年06月27日(火) |
中山康樹著『大人のジャズ再入門―マイルスとブルーノートを線で聴く』(朝日選書)、 |
岡村靖幸の「ファミリーチャイム」ばかりが耳に鳴るなあ。
夜勤者なので日中に、ここ数日は連日ひやむぎそうめん揖保の糸で爆睡する、に、ちょっと汗だくになって起きた。練馬の気温は31度まであがったらしい。となると閉め切りにしておいたわたしの寝室は推定36度なのである。これからは網戸にして寝なければならない。
ミーハーですが、万人安心的な、わたし的には「書を捨て町に出る」サウンド、s club 7。
中山康樹著『大人のジャズ再入門―マイルスとブルーノートを線で聴く』(朝日選書)、 マイルスを年度順に。状況考察が加わって、とても面白い。大人のジャズ再入門、というタイトルは、この真摯な執筆に対して失礼な感じがする。線で聴く、という部分がこの著作の輝きだと思う。レトロなデザインは好き。中山康樹が選ぶ80年代以降のジャズ名盤、というのを読みたい。ポストパンク時代の(に輝いた)ジャズ名盤、という感覚。ただし、中山さんは「そのような盤はなかった!と断言する」と言いそうな気も。
そいえば。初めて買ったジャズのLPは「カインド・オブ・ブルー」だったのを思い出した。 1981年に新宿西口広場で行われた来日公演に行ったです。チケット7・8千円してたっけ。よくわかんないサウンドがえんえん続いて、ようやく出てきたマイルスが一発吹いただけで、サウンドの色彩が変化したこと、動いているマイルスを目撃したという意識、それしか記憶にない。2枚組ライブ盤『We Want Miles』を聴いて、こんな演奏していたのか!と、あとから驚いたりして。
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