Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年02月05日(日) Otomo Yoshihide’s New Jazz Orchestraの『Out To Lunch』・編集CDR 6th『OLD WINTER』



年末に、仕掛けられた爆弾のようにリリースされたOtomo Yoshihide’s New Jazz Orchestraの『Out To Lunch』(doubt music)2005 は。
ニュージャズクインテットのファーストには興奮させられたのは憶えていた。今作はアルフレッド・ハルトにマッツ・グスタフソンが居り。ドルフィーの名作をカバー。マガジンの高評価を読んで買ってみた。実によくできた演奏で、理詰めで落ちる学芸会を参観しに来たオヤジのように驚いてあげたり解釈してあげたりする演奏で、最後に終わったからほっとしたのか。どうもタイコがぼくには合わないようでもあり。ことごとくぼくのジャズ即興耳の感覚をスルーしきるのは新しさゆえなのか。パンクアヴァンギャルド世代感覚によるジャズの偽装だろうか。海外向けにしっかり雅楽の響きもキープ。ジャケ写は森山大道。ライナーは参加していないカヒミカリイ。エンディングは尻切れてる諧謔を。捧げられるは清水俊彦。
コンディションを変えて5回熟聴したんだけど、マガジンが高評価を与える理由が見当たらなかった。どのあたりがぐっときたのか知りたい。
わたしは探究心と耳の誠実さとそれなりの感受性の可変性を保持しているつもりなのだ。雪は降り積む。大友良英はデヴィッド・シルヴィアンの録音に参加するそう。期待値はかなり高い。

編集CDR 6th「OLD WINTER」 2006年2月4日作
01. 雪が降る町"More Bell Mix" / UNICORN
02. Hello / 矢井田瞳
03. 彼05 / 安藤裕子
04. ドッグイヤー / レミオロメン
05. ヴィンテージ / ポルノグラフィティ
06. promise(soul bossa flavor) / 広瀬香美
07. WINTER SONG〜DANCING SNOWFLAKES VERSION〜 / DREAMS COME TRUE
08. 夢で逢えたら / 坂上香織
09. おやすみなさい、仔猫ちゃん! / 小沢健二
10. Dialogue / salyu
11. 夢と現実の狭間 / 小松未歩
12. 季節の灯 / ACIDMAN
13. 会いたい / 沢田知可子
14. HERO / Mr.Children
15. いつでも微笑みを / Mr.Children
ますます進化しているな。なかなかの聴き応え。曲の発表年を書き加えてほしいぞ。それにしても、死というテーマが好きだな。
安藤裕子とドリカムとsalyuが特にいいな。
レミオロメンはさー、ジャケなどのイメージ戦略のセンスと、実際のヴォーカルのど根性おやじっぽさのアンバランスがびみょーだと思うのです。
Bridge誌で桜井とふざけあう藤巻の短足写真はミスチルの「マシンガンをぶっ放せ」ジャケにあった人形みたい。
矢井田瞳の曲はサウンドプロダクションが適度にドンがっていてとても気持ちいい。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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