Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年01月06日(金) |
即興ギタリスト デレク・ベイリー逝く |
ゼクシィのCMでにっこりとほほえむ可愛らしいハーフっぽい女の子がいい。歯ぐきと目のしたのほくろがいい。
斎藤和義のシングル「ソファ」(廃盤)をブックオフで100えんでかう。
ビートルズの青盤もかう。ジョージ・ハリスンがビートルズ解散後に選曲したビートルズのベスト。この曲順で聴くと中学2年のときを思い出す。
宇多田ヒカルの新曲「Passion」、旋律を併走しながら加速するサウンド感覚が実に新しい。前シングル「Be My Last」とあわせて、宇多田ヒカルの表現はJポップシーンで群を抜いている。 加速するサウンド感覚は、ラルクのhydeが作曲した中島美嘉「Glamorous Sky」にも聴いた。 この感覚はパット・メセニーの2005年作品『The Way Up』を連想するところもある。 「スピード感覚を処理する技法」はJポップ界で一般化するだろうか。 ミスチル〜小林武史は残念ながらこの技法をまだ習得していないように思う。
●即興ギタリスト デレク・ベイリー逝く ■ イギリスの即興ギタリスト、デレク・ベイリーが24日死去した。死因は、運動ニューロン疾患による衰弱。享年75才。
英国即興の開祖であるギタリスト、デレク・ベイリー■が逝去した。不謹慎ではあるけれども、死因が運動ニューロン疾患、なんて、ユーモアの極まり具合がベイリーらしい。音楽リスナーにとってベイリーは避けて通れない演奏家である。彼のギター演奏にピンとくるという感覚体験は、受験数学で微積を理解することくらいに必須かつ重要。
ぼくがベイリーの演奏をきちんと聴いたのはincusの86年『Notes』■で、この時期のベイリーは非常に理知的で安定しており、入門するには最も適した作品だったか、と、今では思う。この作品で、ようやくECM初期のベイリー作品の凄さを理解することができた。
音楽サイトJazz Tokyoにベイリーについて書くことにする。
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