Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2005年11月04日(金) |
小沢健二の「うさぎ!」(追加) |
きのうのつづき。 『こどもと昔話25号』小澤俊夫編・小澤昔話研究所刊、なんだけど、小沢健二のお母さんも書いているのですね。家族誌みたいですてきだ。 父親である俊夫さんの文章、巻頭ではガン闘病の回顧録なのだけど小澤征爾と小沢健二が「弟」「次男」として登場しているんだよ。 俊夫さんの別稿でドイツの強制収容所についてのエッセイがある。 俊夫さんは左翼の見解を示している。 俊夫さんの父親小澤開作■のことをおざけんはヘイヘイヘイに出たとき「おじいちゃんは右翼の大物で」と話していた。
俊夫とうちゃんと開作じいちゃんと、どちらも間違ってはいない。時間や場所や人のつながりといった状況のフェイズがちがうから、さ。 おざけんが書きはじめた童話「うさぎ!」は、ふたりから受け継いだバトンを次の世代に渡したがっている作品と感じる。
おざけん、父親になってるな。
そいえば、ぼくの父親も俊夫という名前でバリバリの左翼だ。 かなりおじいちゃんになっているけど、「祝津温泉て行ったある?」「丸駒温泉に行ったことある?」「定山渓温泉に行ったことある?」ときくと、「(労働)組合の決起集会で行った」「組合の45年の春闘で行った」「組合のオルグで行った」と、組合活動ばなしだけは鮮明である。そうか、組合活動って、温泉をめぐることなんだな。おれも温泉めぐりではまけないが。
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