Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2005年02月10日(木) 『日本の弦楽四重奏曲』・『ドアウエイズ』

『日本の弦楽四重奏曲』2CDを聴いて、山田耕筰の作品が、目にしみる。こんな美しさもあるか。専門家はその未熟さをほほえましく思う程度なのかな。

エンリコ・ピエラヌンツィの『ドアウエイズ』
モチアンがからむと、どうしてこうピアニストをいい意味で裸にする演奏となってしまうのだろう。ピエラヌンツィにはわりと折衷的な個性しか感じさせないピアニストのように思っていたけど、イタリアの旋律の豊饒性といった背景を意識してあげると、なかなかに尽きぬ密度を感じさせる指捌きなのに気付く。一部(3曲)にクリス・ポッターが入ってトリオになっている。表題曲は、誰もがモチアンの作曲だと断じてしまうピエラヌンツィの作曲。病膏肓に入り、である。モチアン・ファミリーの逸品と考えていいだろう。

モチアン・ファミリーといえば、筆頭がビル・フリーゼル。
そのビル・フリーゼルの新作がすごいことになっている。みんな、タワーへ急げ!

今日聴いた2枚は採点にはなじまないですー。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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