Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年12月21日(火) |
JOJO広重の『ぼくはもう歌わないだろう』(2004) |
歌詞における詩性と、現代詩における詩性のあいだには、深くて渡れない川がある。・・・なんだそれ。
君が死ねって言えば死ぬから みんな死んでしまえばいいのに このまま死んでしまいたい 生きている価値なし 怒鳴り散らすぼくの声はあまりにも小さい ぼくはもう歌わないだろう
上から順に、JOJO広重のソロ・アルバム・タイトル・発売順である。
ヤクザの親分(あくまでメタファーだろう)が見初めた若い女性との邂逅の一瞬にすべてが注ぎ込まれたこの新作『ぼくはもう歌わないだろう』。
音楽を、鳴っている音像の「行間を読む」ように、接しているわたしにとって、 このような“行間”だけで構成された表現には濃厚なジャズ性を感じるところがある。 すばらしい作品だ。
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