Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年11月05日(金) 倉木麻衣と平原綾香とフレディマーキュリー

エレベーターに乗ってたら、ミディアムテンポの倉木麻衣の新曲が聴こえてきた。
やはり“ミディアムテンポで窒息歌唱”が倉木麻衣の醍醐味だろう。
歌い始めからすでに息継ぎが切迫している。苦しくて声が震えているのを、ヴィブラートに使うというのは驚異だ。

耐え切れずに平原綾香のシングル「Blessing祝福」を買う。
趣味が悪いと笑わば笑え。わしはこの曲めっちゃ好きやで。
この曲にはイントロからすでに、視界には故人となったフレディー・マキュリーが舞うのである。

歌い始める前からすでに息を吸い込む音声をリスナーに聴かせるのである。
歌い始めると声を出す音声以外に、息を吐き出す音声までも聴かせるのである。
ものすごい量の空気を使用して、平原綾香は歌うのである。京都議定書扱いになるぞ。

したがって。
平原綾香と結婚した場合に、いくら金があっても足りないくらいに、彼女はお金を使うのである。そういう声なのである。
一方、倉木麻衣は、納豆粒1つでスプーン一杯のごはんをほおばって節約する良妻である。そういう声なのである。

また。
平原綾香と付き合った場合に。「はい、百万円。今月はこれで聴きたいCDは全部買えるでしょう?」とおこずかいをくれるのである。
倉木麻衣は「どうしたのこのCD。いつ買ったのこのCD。どこで買ったのこのCD。いくらしたのこのCD。ほんとうにそれだけの価値があるのこのCD。」と3枚100円で売られている中古シングルCDにちくいち問われるものである。

それでも、ぼくはどっちも好きなのである。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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