Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年09月10日(金) 『ポール・マッカートニーとアヴァンギャルド・ミュージック[ビートルズを進化させた実験精神]』

ブライアン・ウイルソンが今年“スマイル”をライブで演奏した(!)音源がブートで出ている。
会場でスタンディングオベーションを送ったポール・マッカートニーの耳を想う。
芸術は一生。
“スマイル”を、生涯をかけて形にしたブライアン。
ポールはいくつものナンバーワンを手に入れてきたけど、それらすべてをブライアンに捧げたい心境だったと思う。
このブートの演奏の出来や声の加齢や録音状態といったデテイルは、問題ではなかった。
そこには“世界”が聴き取れた。見えた、と、言っていい。

98年にロッキングオン社から翻訳出版されたポールの自伝とも言うべき『メニー・イヤーズ・フロム・ナウ』では、
いかにポールが広範な音楽趣向を持っていたか、それはジョン・ケージ、シュトックハウゼンからアルバート・アイラーやAMMにまで至る、
を、読むことができた。
今年出版された『ポール・マッカートニーとアヴァンギャルド・ミュージック[ビートルズを進化させた実験精神]』
ストレンジデイズから出版されているなんて正しすぎるし。

ビートルズ以降という時代を生きているに過ぎない、と、思う。
アンディ・パートリッジ、ポール・ヒートン、ケヴィン・シールズ、エルヴィス・コステロ、デヴィッド・シルヴィアン・・・
・・・あれ、何を書こうとしたのか、忘れた。

どうしても気になる宮本浩次@エレファント・カシマシ。
ニューシングル「友達がいるのさ」が限定DVD付きだというので観てみたら「東京の空」をライブでやっている。おお、でも、何故?
近藤等則みたいなペットがすげー!と観ていたら、近藤等則だった。
宮本浩次と近藤等則、類は友を呼んでいるか。
そしてこの新曲では、宮本浩次の音楽があがた森魚の方角を見据えているのが密やかなるわたしの発見でありました。


911横浜国際競技場ミスチル「シフクノオト」ツアー追加公演、あしただ。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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