Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年08月28日(土) 東京新聞はノンジャンルラディカルである

昨日から東京新聞を配達してもらうことにした。理由は、記事が汚れていないこと、に、尽きる。

わたしのエクスワイフは群馬県の自民党王国に育ち、歴代総理を輩出してきた郷土を誇りに思っており、市議会の傍聴席から罵倒発言をしたりわたしを無礼者よばわりやジジイよばわりをする、武士道を行動の基準としているようなオバサンなのだが、その中にあって東京新聞を購読している。・・・なんでや?
わたしのほうといえば、60年代の労働運動に身をささげた日本共産党員を父として育っただけの脆弱な日和見主義者である。・・・まいーか。
この犬猿のふたりが世界で首肯けるアイテムとは、4にんの子どもとアジカンと東京新聞だけなのである。
・・・仲睦まじいような記述と化してないか?・・・まいーか。

東京新聞はノンジャンルラディカルである。

・・・なんだ?ノンジャンルラディカルって。

現在の音楽シーンについて、
アジカンとバンプとくるりを認め、ハルカリのサウンドに心ときめき、
あがた森魚の現在に注目し、
ブライアンウイルソン『スマイル』レコーディングのいよいよの実現に息を凝らし、
ポールニルセンラブとギレルモEブラウンとジムブラックのタイコにのけぞり、
三善晃のコンサートを心待ちにし、
東に大塚愛はしょーもないというひとがいれば、新曲はにせaikoに過ぎないけどHappy Daysはなかなか技ありだと言い、
西に輸入規制CDに涙するひとがおれば、ライセンス契約して国内盤をたくさん出す会社を興そうと言い、
駄盤にも負けず、CCCDにも負けず、いいかげんな評論文にも負けず、
中古盤屋でジャレットの『マイ・ソング』が180円で売っていることにも負けず、
ヨーロピアンカルテット再結成のウソニュースにも負けず、
マイ・ソングの再演が『Mai Thong』というつづりであったことにトキメいてしまった情けない自分にも「はあはあはあ」と息をして笑い、
ケニーGがソプラノでリチャードクレイダーマンがピアノの「My Song」を脳内競演させては「はあはあはあ」と息をして笑い、
そういうひとに、わたしはなりたい・・・。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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