Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年06月25日(金) |
編集CDR『Iscream,Youscream』と『Morning,Moaning』 |
あやちゃんからもらった編集CDR『Iscream,Youscream』■。 のっけの「ボタンがひとつ/ゆらゆら帝国」にへろへろになる。な、なんなんだ、と、思わずあたりを見渡してしまう車中のわたし。音程がズレてしまう小さなおんなのこの緊張と羞恥のヴィブラート。そしてこの楽曲の真の主役は、コトコトと打ち鳴らされる秘めた即興魂を聴くことになるタイコ、なのである。また、このコの発声により、歌詞は現代詩に堕さず陳腐を回避し得ているのが驚異だし。 2曲目、ZELDAって居ましたねー。85年くらいに日比谷野音で高橋悠治ピアノソロとかと同じステージで演ったイベントで観ましたー。このサウンドは今となっては・・・なのだけど、CDR全体の中で聴くと妙にハマりがいい。これまた選曲の妙と言うべきか。 Super Junky MonkeyやBorisを聴くと、つい70年代ハードロックだましいがむくむくと・・・。 「あたらしい花/ASA-CHANG&巡礼」、これいい。iTuneって再生頻度によるヒットチャートが出るのか。Coccoの「眠れる森の王子様」は、インディーズ盤のほうはヴァージョンが違うのだろうか?
もう一枚の編集CDR『Morning,Moaning』■。 「諦念プシガンガ」、大友良英New Jazz Ensemble--feat. PHEW、この共演に発売当初はあんまり意味が感ぜられずにいたんだけど、こうしてだしぬけにトップに聴くと、まったく新鮮に聴こえるものであります。戸川純の『玉姫様』、20年ぶりに聴いてみたいぞ、CD化はされてるのだろうか。 ブランキーの「2人の旅」について、“死んだ恋人に向かって歌ってるようなこの切なさ”とはスルドいな。いただき。
“女性ロックボーカルもの”と“ちょっと暗い?ロック”というテーマがあって、ゆらゆら帝国、ZELDA、Super Junky Monkey、Cocco、PSY・S、戸川純、大友良英といった2曲収録されている場合は“トータルアルバム感”がでるんですね。
しかし、選曲CDRというのはなんとも密度の濃い体験だ。曲目を見ずにブラインドホールドで聴くと、ほんと面白い。 全曲コメントをめざしてたんだけど、ちと仮眠しますー。
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