Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年06月07日(月) |
ジョーマネリのECM新譜・AMPLIFY 2004の写真(座間裕子)・ジャックライト・CDR『マーチングマーチ 2004.6.5』 |
ううあの「マーチングマーチ」を聴きながら、冷蔵庫の上のCDダンボール4つを片付けようとする。だめだ。CDに目移りがして台所に座り込んでラジカセを横に置いてかけはじめている。今月中に部屋をかたづけることはできるのか。片付けられないオトコの汚名返上。
ECMのサイトにジョー・マネリの新譜が出ている! 『Angles of Repose』ECM1862(■) バール・フィリップスとマネリ父子による待望の第2弾だ。 新しくなったECMサイトでこの新作とECM「;rarum」ボックス2を注文する。
アーストワイル・レーベルの座間裕子さんから、AMPLIFY 2004の写真(■)を掲載しているとのお知らせをいただく。 なんともきれいな写真を撮れるものだな。光に対する感受性が彼女の写真の個性になっている。
Downtown Music Galleryからの新譜情報メールで、こんなCDが出るとのこと。 JACK WRIGHT / MICHEL DONEDA / TATSUYA NAKATANI - From Between (SOS Editions 801) このジャック・ライト(■)とは、何者だ。ミシェル・ドネダに拮抗する存在を放つ即興演奏家らしいぞ。楽器はサックスだ。
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土曜日に家族ドライブに向けて速攻でCDRを作っていたの。子どもたち向け、を標榜しつつ、なんとも本音っぽい選曲のように思える。 アジカンをかけながらみんなで盛り上がる。空の青はまぶしいくらいだった。
CDR『マーチングマーチ 2004.6.5』
1. サクランボ / 大塚愛 (3:56) 2. サイレン / Asian Kung-Fu Generation (5:30) 3. ループ&ループ / Asian Kung-Fu Generation (3:50) 4. エントランス(LIVE) / Asian Kung-Fu Generation (4:13) 5. 羅針盤(LIVE) / Asian Kung-Fu Generation (2:39) 6. sign / Mr.Children (5:25) 7. PADDLE / Mr.Children (4:47) 8. タガタメ (ラジオ局放送バージョン) / Mr.Children (6:52) 9. Love / John Lennon (3:29) 10. アルエ / Bump Of Chicken (4:23) 11. グングニル/ Bump Of Chicken (3:57) 12. マーチング・マーチ / ううあ (2:15) 13. Shine We Are ! / BoA (5:07) 14: TSUNAMI / 菅原洋一 (6:43) 15. 桜が咲いたら / GOING UNDER GROUND (4:41) 16. ロマンチック街道/ GOING UNDER GROUND (4:37)
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CDR『にほんのうたぢから・にー Japanese Song Book vol.2 2004.6.3 』 プチ・アナウンス 1. ボロボロ / 高田渡 from『汽車が田舎を通るその時』1969 ※傍らの女性のはじらいのあるインタビュー音声!高田渡はデビュー作1曲目でこういう演出をするとは!秀島史香でリメイクしてほしー! 2. 太陽の理由 / かの香織 from『EXTRA BRIGHT』1994 ※ポールマッカートニーの「Silly Love Song」+90年代Jポップアレンジの逸品。エンディングの声の処理にときめく。 3. ドライヴィング・ラブ / 浜口庫之助 ※これはインストだ。しかも上手いし。浜口さんのモダンなセンスにびっくりする。 4. ヘミソフィア / 坂本真綾■ 2002 ※一瞬わからなかったが、この複雑な旋律の構成はまさにパットメセニーメソッドだ。うおお、だんだんハマってきましたぞ! 5. シャリマール / クレイジー・ケン・バンド from『青山246深夜族の夜』2000 ※中古車貿易商、シャリマール。旋律に渚ゆうこリスペクト成分含有。ライブ会場のMC、この空気感こそがCKB。 6. スウィングしなきゃ意味がない / ディック・ミネ ※ディック・ミネのすっとぼけた「弾まなきゃ、意味ないよ」の口調がいい。演奏も本場もんのスィングジャズにひけを取らない出来。 7. 私は忘れない / 岡崎友紀 1972 ※作曲・筒美京平の名作。なぜか昭和47年の函館から恵山温泉への観光バスからの光景をフラッシュバックさせるわたしです・・・。 8. ヘイ・ヘイ・ブルース / 高田渡 from『FISHIN’ON SUNDAY』1976 ※細野晴臣、中川イサトらとロスで録音したカントリー・サウンドに踏み込んだ名作から。“やらしい”と言いながらやらしくない滋味。 9. 祭りのあと / 桑田佳佑 1994 ※桑田はオトコである。オトコである、という意識が、作詞をさせている。のかな。お前、と、名指す歌詞体系世界にインできないというか。ううむ、桑田への道のりは遠い。精進せねば。 10. 甘い出来事 / 小川みき 1974 ※おお!アレンジ高田弘、麻丘めぐみ「芽ばえ」を彷彿とさせるこの少女の鼻にかかったコブシまわし。 11. 幻想列車 / カーネーション ※気にはなっていたバンド、カーネーション(■)、ここらで彼らの音源をぜんぶ聴きたいぞ。 12. survival / my little lover 2002 ※CDシングルを持っていたのに見逃していた。モータウンビートにのってのマイラバ。『evergreen』を文字通りエバーグリーンとさせていた要因について、ズバリここでこっそり語っておきましょう。Akkoの声キャラが、(よく聴くと)意味不明かつ分裂症的な歌詞のイメージ攪乱作用をふりまきつつ、でも核心的な部分では純情に裏打ちされた切ない心情といったものが瑞々しく吐露されている、という図式に価値があったのであります。しかしその後の彼らの精神的な?成長に伴って、何やらまじめに意味あることを歌い始めたときに、その図式は崩れる。アレンジのあざとさが突出して耳の批評にさらされてしまう場所に楽曲がスライドしてしまうのです。もっと「ばかだなあ、このコ、でも、すごくわかるし、こんなコと恋に落ちちゃいたいなー」とリスナーが妄想できる歌詞を演じ続けるべきであった。しかし小林武史のきまじめさ及び小林とAkkoが現実のカップルとなり主体の発露としてのバンドを目指さざるを得ないという要請はそれを許さない。マイラバというフィクションではあり続けたくなかった彼ら。『evergreen』はエバーグリーンとして手の届かない場所で輝き続けるゆえんだ。で、この曲は、ジャケットからしてマイラバ夫妻に赤ちゃんが生まれた現実によって歌われた記念すべき曲なのであろう。その文脈では佳曲ではある。 13. グッド・モーニング / くるり from『アンテナ』2004 ※2004年の世界ランキングでベスト3には確実に入るロックバンドがくるりだと思う。アジカン、くるり、バンプ、間違いない。 14. マーチング・マーチ / ううあ ※素晴らしいの一言。このマイナーへの旋律の展開は、どこかユダヤ旋律を思わせる。 15. 色は匂へど / ちあきなおみ from『かげろふ〜色は匂へど』1990 ※作曲・筒美京平の名作。これは歌詞の勝利でもあるでしょう。 16. しあわせ未満 / 太田裕美 1977 ※作曲・筒美京平の名作。この曲の旋律展開の貪欲さ、は、筒美作品の中にあってもかなりの水準だ。
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