Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年05月14日(金) |
テオ・マセロとジョー・マネリ『the black knight / teo macero』・輸入CD規制に反対しますがCDはもうおわりです |
まいった。とことん、まいった。
テオ・マセロの新作『the black knight / teo macero』(■)で、ジョー・マネリが参加している。サンプル音源必聴。 あのテオ・マセロが、ジョー・マネリを捕獲した、フォーカスをあてた、魅せられた、即座に理解した、のけぞった、書きかたはなんでもいいや。
ジョー・マネリのサックスが、彼が初めてホロコーストのあった土地に立ったときにとめどない涙とともに嗚咽しながら呻いた叫びに、その発端があったことを指摘するひとはすくない。(これは事実で、つい日ごろ妄想ばかり綴っているおのれを恥じるものだが。おい、読んでるか?)
わたしがロヴァ耳というテキストを書く発端は「ジョーマネリとブノワデルベックの世界標準化」であったことは繰り返し記しておきたい。それ以外は瑣末な日常なものごとに過ぎぬ。 ■ジョー・マネリのサイト ■ジョー・マネリのインタビュー
▼ 「私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します。」■
坂本龍一も賛同している(■)というこの「先見日記」の文末、 「と、ここまで真面目に書いてきたが、実はぼくは2004年という年は「CD永眠の年」として記憶されると思っているのだ。もうCD自体がなくなろうとしている時に、CCCDでも輸入盤規制でもないだろう。もう手遅れだよ。」
今年はCD永眠の年?なの?
「CDやDVDの寿命は意外に短い?」■
ふうむ。CDが世に出たとき20年説というのがあったよね。ほんと20年たったんだ。 SACDやDVDオーディオも、か。 おれ、取り扱い悪いしなあ。でも、まだおしゃかになったCDは今のところないです。
坂本龍一がCD永眠の年と言うのは、物理的な寿命じゃなくて、 ネット配信とか“音楽家〜音楽〜リスナー”の流通に関する部分のほうが大きいでしょう。
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