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2004年10月20日(水) 2046。

今朝のワイドショー、各局拓哉のインタビューを「独占」と銘打って流していたけれど
各局やってるのに独占なのかしらんとひねくれたことを考えながら
やっぱり家事の手を止めて見入ってしまった。
カンヌのレッドカーペットも感慨深いものがあった。
拓哉自身が2046について語った今日のインタビューもなかなか。

99年に映画が決まった時、それはもう嬉しかった。
映画が嬉しいって単純なものじゃなかった。
ウォンカーワイという独特のやり方を持つ監督のもとで
「木村拓哉」という名前なんか全く通用しない世界で
「こっちの方がいいんじゃないの」とセリフを自分流にアレンジしたり
「こうやったらどうでしょう」と演出アイディアを出してみたり
そんなことができないところで
「オレの言うとおりにやれ!」と首ねっこを押さえられて
ギリギリのところで演技する拓哉が見れるんじゃないかとワクワクした。
役者には2通りあって、
役を自分に引き寄せるタイプと役に自分を合わせるタイプがあるとよく言われる。
どちらもこなせるのに越したことはないんだろうけどなかなか難しい。
でもあの頃の私は拓哉に役者としてもっともっと大きくなってほしいと思っていたから
「意見を出させていただく」ばかりじゃなく、
人に言われた形に、無理にでも自分をはめ込んでいく作業をやってみてほしかった。
ただ、これだけのビッグネームになったらもう日本では難しいなぁと思っていたら
海外、しかもウォンカーワイの映画だという。
撮影に入って、かなり凹んでいるらしい様子が伝わってくるたびに
「もっと苦しめ〜!」とサド全開で映画の完成を楽しみにしていた。

そして撮影中断。
私の思いは・・・ご存知のとおり。

今でも拓哉のドラマや話していることを見ていると
「あの時映画が完成していたらどうだっただろう」と思うことがある。
「たら・れば」は全く意味のないことだとはわかっているけれど。
そんな中、ダメ男になって、凹みつつ、でも成長できたという彼の言葉を聞けたのは嬉しかった。

とても期待していた映画が5年をかけてついに完成。
「見に行くの?」といろんな人に聞かれた(笑)。
見るよ、好きだった拓哉を見届けたいから。
「愛はないけど、情はある」
友達が言っていた言葉。
まさに今の私、名言だ。


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