娘の通う小学校では、高学年になると“読書貯金通帳”なるものが登場して (この“読書貯金通帳”が言いづらくて我が家では早口言葉として流行中(笑)) 読んだ本のページ数が1ページにつき1円になってそれを貯めていくの。 息子の時もあったんだけど、息子はかなり貧乏だったようだ(笑)。 娘はやっぱりまわりの子がいくら貯まってるとか言って気にしていて 今まではマンガばっかり読んでたくせに本が欲しいとか言うようになったのね。 それで最近ちょこちょこ本を買うようになって、 読書嫌いな私も^^;娘に影響されて最近結構本読んでます。
今日買ってきたのは「バターはどこへ溶けた?」 言わずと知れた「チーズはどこへ消えた?」のパクリなんですがこれが結構おもしろかった。 装丁から構成・登場人物・筋立てまでそっくりで、でもテーマは全く違っていて。 こりゃ〜訴えられるわな・・・と思いながらも本家「チーズ」より頷ける部分が多かったりして。 幸せだとか平安だとかを求めるには絶えず変化に適応していかなければならないという「チーズ」 幸せや平安は必死に追い求めなくても身近なところにあるっていう「バター」 (ちょっと単純にまとめすぎ^^;) 「チーズ」を読んだ時は「なるほどな〜」って思ったの。 私はあんまり変化を好まない保守的なヒトだから、こういう生き方もあるよなって。 ただちょっと鼻についたのが「これはためになる本だ」とか「すばらしい物語だ」とか 「繰り返し読んでほしい」とか自分で言っちゃってるとこ。 更に、物語を聞いた人たちがその物語について議論しちゃったりする部分が なんとも押し付けがましくて引いてしまった。 本を読んだ後は人それぞれの感想があるもんだと思うんだけど それを本の中でやられちゃうと「こう考えろ!」って言われてるようで・・・。 「バター」はパロディーってこともあって 「もしかしたら役に立つかも」「一度読んだら十分」ってなことを書いてある。 「チーズ」にあった議論の部分も一応設けてあるんだけど「ディスカッションなんて陳腐」とばっさり。 これ、セットで読むとおもしろいと思うよ。←扶桑社に怒られる^^; で、私はやっぱり「バター」の方が好き。←更に怒られる。 「バター」の方が癒し系とか日本人好みとか言われてるらしいけど、なるほどと思いました。 確かに癒し系かも。そのままでいいんだよって言われると安心できるもんね。 随所に本家を意識して(しかも挑戦的(笑))いる記述があるので笑えるし。 しかも貯金は100円にもならないという短さなのでわりとサラッと読めちゃいます。 イラスト入りの格言も「バター」の方が「うんうん」っ思ったな〜。 「なんとなく好きというのが、きっと一番好きということなのだろう」っていう言葉にはじーんとしちゃった。 ずーっと剛のこと「なんとなく好き」で、それが気がついたら「一番好き」になってたから。 フツーの本を読んでも剛のことを思ってしまう私。 ・・・ということで、今日も本のお話でした。
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