東京の街を自転車で走るのは初めて
しかも夜中の１２時近く
人の姿はぽつらぽつら
まだ車は溢れている
眩しいばかりのライトを照らす
「どこへゆくの？」

さっきバケツをひっくり返したような雨が降った
まさか　やんで、こんな気持ちの好い時間をくれるとは
思いもしなかったよ
アスファルトの道は楽しそう

その上を走るわたし

坂
を
下
る
下
る
下
る

風と友達になれた気がしたよ

だ
ん
だ
ん
ス
ピ
｜
ド
あ
が
っ
て

ちょっと恐くなったんだ
ハンドルきり間違えたら。。。
この姿無くなるんだなぁ
なんて馬鹿げたこと考えたんだ
キラキラひかる一部となってしまうんだ
それから
愛する人を想ったよ
明日も逢いにゆける
この姿形があるって素敵だね☆

ココロだけがそばにあるなんて淋しくないですか？
わたしはいつでもあなたに逢いにゆきたいんだ
風になって