クサナギツヨシの不思議を探して〜ひろりん独り言〜
ツヨシ出演番組・映画・雑誌などなど…への、私的感想を書き綴っています。
ネタバレな部分も充分アリアリですので、ご注意下さいまし…。

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2003年12月29日(月)  「太閤記」

昨日は書ききれかった「太閤記」の感想を、父親の年賀状宛名印刷をしながら、「スマスマ」見ながら、書いてます…。

スッゲェなぁ〜、一度に3つのコトをやりながら…などと、自画自賛。
でも実のトコロは、もっと早くにやっとけヨ〜!!…って話デスよね?
父親の年賀状宛名印刷が終わったら、それから自分の年賀状に取り掛かるの。
まだ全く手付かずだし、何のアイディアも無いのヨォ〜ッ。
でもまぁ、何とかなるっしょ…ケ セラ セラ〜(星野仙一流?)。

しっかし「太閤記」の感想、難しいなぁ〜。
時代考証やら、登場人物の年齢的な不自然さなどについては、自分の貧しい歴史知識では余り語ることが出来ませぬ〜ホホホ。

時代劇として、どう見るか?
役者クサナギツヨシのファンとしてどう見るか?
TVドラマの作り方として、どうなのか?
その見方によっても違うからなぁ〜。

そうだなぁ〜、チョット教科書仕様過ぎ?健全過ぎ?軽過ぎ?…とは思ったけど、楽しめたし面白かったヨ。
前半から、秀吉が段々と変わっていく様は良かった。

それとVTRではなく、フィルムで撮ってくれたのは嬉しかった…嫌いなんですヨ、VTRで撮った時代劇って。
NHK大河もそうですが、コスト面や時間的なコトを考えると、どうしてもVTRになってしまうトコロを、敢えてフィルムで撮ってくれたのは嬉しかったデス。

でもネ、でもネ…時代劇といえば「水戸黄門」や「大岡越前」より「鬼平犯科長」や「必殺シリーズ」が好きなの…という私にとっては、チョイと物足りなさを感じてしまったのも確かデス。

でも、始めから あの「太閤記」が目指していたのは、やはり「いいひと」秀吉だった訳で、そ〜ゆ〜点では、作り方は間違ってなかったんだと思います。
ただ、やっぱ2時間チョイで纏めるには内容的にムリが有ったかな?
それが一番の原因だったと思います。
だって、いつのまにやらねねとも仲良くなってて、経緯を描く時間が無いといった感じでしたもんネ…端折り過ぎヨ。

時間不足を何とか解消するために、松下嘉兵衛の回想シーンという方法を取ったのでしょうが、アイディアは悪くなかったと思うんだけど、何故か?あの場面は学芸会風になっちゃった。
それって、どうしてかなぁ〜?って考えたの。
あの時に出てた役者さんは、荒川良々さん、菊池欣也さんや、劇壇MONOの役者さん(名前忘れてゴメンネェ〜っ)など…、舞台役者さん揃いだったでしょ…。
舞台の演技って、そのままTVでやると、どうしても少しオーバーになるんだけど、それがTV・映画の役者の中に1人や2人だったら気にならないかも知れないけど、あれだけ揃っちゃうと、どうしても不自然さが出てしまったのかな?…と。
でも、それも脚本次第ってコトは有ったかも知れませんけどネ。

合戦のシーンなども、ホントはカメラワークや色合い、編集、CG、BGMなどで、もっと重々しい戦国仕様に作れたと思いますが、敢えてそれをせずに、「人を斬りたくない」という秀吉の心理表現に重点を置きたかったんでしょうね。
それが後々のシーンへの伏線になるから…。

初めの頃の藤吉郎の喋り方も、段々と変わっていく様を表すため、敢えて軽い感じにしていたんだろうと思います。
普段は計算が苦手でも、芝居に関しては、結構ツヨっさん、計算して演技してるトコありますからねぇ〜。
そういうトコロ、好きなんですよねぇ〜。
でもネ…そうだなぁ〜、やっぱ秀吉が戦で人を斬り、葛藤する場面とか…そういうトコロを、もっと重点的に描いて、盛り上がりを持たせてくれたらなぁ〜…と思いました。
人を斬り、戦から帰ってくる馬の上の秀吉の表情とか…アレは、もっとクローズアップして欲しかったナ。
要所、要所で、グッとくる場面も有ったのに、盛り上がりきれなかったような気がします。

音楽もネ…ちょっと牧歌的過ぎたとゆ〜か…。
音楽や音効果がもっと工夫されてたら、もっと迫力やメリハリが付いたかも知れないなぁ…。

何だかんだと文句をタレているようですが、今回は時代劇を初めて演出する鈴木雅之さん、時代劇が始めてのキャスト揃いで、ちょっと新しい挑戦的に作ったドラマという見方をすれば、その心意気は買いたいと思います。
逆に北大路欣也サンが出られた時に、余りの重々しさに、この時代劇のバランスと違うんじゃ?…と思えてしまったくらいですもの。

藤木直人さんの信長、宮迫さんの明智光秀、良かったデスよねぇ〜。
フジッキー、顔が小さすぎるし、普段の現代ドラマの時のように、多少甘い感じで演じちゃったらどうかな?…と思ったのですが、どうして中々、迫力が有って良かったデスよねぇ?
私には、余り「こういうのが信長像」というモノが無いので、そう思っちゃうのかな?
実際にはもっと冷酷非情な人なのかしら?
でも…時代考証どおりの時代劇なんて有り得ないですからね…ある程度の脚色も無いとドラマとしてなり立たないし。

しかしフジッキーと宮迫さんが並んだ時の顔の大きさの違いがぁ〜(笑)。

宮迫サン、「役者の仕事のほうがお笑いの仕事より好き」って、何かの番組で言ってたコトあるだけあって、細かい表情の変化とか、面白かったですネェ。
(でも、お笑いの仕事も止めないであげて欲しいナ…蛍チャンのためにも・笑)

あ、信長が扇子を投げて、光秀の顔をかすめるシーン、結構好きです。
ちょっとマンガチックだったけど、面白い!

「こ〜ゆ〜風に作るのが時代劇なんだヨ」というセオリーみたいなモノを崩すという意味では、とても面白いドラマだったと思います。






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