昨日は書ききれかった「太閤記」の感想を、父親の年賀状宛名印刷をしながら、「スマスマ」見ながら、書いてます…。
スッゲェなぁ〜、一度に3つのコトをやりながら…などと、自画自賛。 でも実のトコロは、もっと早くにやっとけヨ〜!!…って話デスよね? 父親の年賀状宛名印刷が終わったら、それから自分の年賀状に取り掛かるの。 まだ全く手付かずだし、何のアイディアも無いのヨォ〜ッ。 でもまぁ、何とかなるっしょ…ケ セラ セラ〜(星野仙一流?)。
しっかし「太閤記」の感想、難しいなぁ〜。 時代考証やら、登場人物の年齢的な不自然さなどについては、自分の貧しい歴史知識では余り語ることが出来ませぬ〜ホホホ。
時代劇として、どう見るか? 役者クサナギツヨシのファンとしてどう見るか? TVドラマの作り方として、どうなのか? その見方によっても違うからなぁ〜。
そうだなぁ〜、チョット教科書仕様過ぎ?健全過ぎ?軽過ぎ?…とは思ったけど、楽しめたし面白かったヨ。 前半から、秀吉が段々と変わっていく様は良かった。
それとVTRではなく、フィルムで撮ってくれたのは嬉しかった…嫌いなんですヨ、VTRで撮った時代劇って。 NHK大河もそうですが、コスト面や時間的なコトを考えると、どうしてもVTRになってしまうトコロを、敢えてフィルムで撮ってくれたのは嬉しかったデス。
でもネ、でもネ…時代劇といえば「水戸黄門」や「大岡越前」より「鬼平犯科長」や「必殺シリーズ」が好きなの…という私にとっては、チョイと物足りなさを感じてしまったのも確かデス。
でも、始めから あの「太閤記」が目指していたのは、やはり「いいひと」秀吉だった訳で、そ〜ゆ〜点では、作り方は間違ってなかったんだと思います。 ただ、やっぱ2時間チョイで纏めるには内容的にムリが有ったかな? それが一番の原因だったと思います。 だって、いつのまにやらねねとも仲良くなってて、経緯を描く時間が無いといった感じでしたもんネ…端折り過ぎヨ。
時間不足を何とか解消するために、松下嘉兵衛の回想シーンという方法を取ったのでしょうが、アイディアは悪くなかったと思うんだけど、何故か?あの場面は学芸会風になっちゃった。 それって、どうしてかなぁ〜?って考えたの。 あの時に出てた役者さんは、荒川良々さん、菊池欣也さんや、劇壇MONOの役者さん(名前忘れてゴメンネェ〜っ)など…、舞台役者さん揃いだったでしょ…。 舞台の演技って、そのままTVでやると、どうしても少しオーバーになるんだけど、それがTV・映画の役者の中に1人や2人だったら気にならないかも知れないけど、あれだけ揃っちゃうと、どうしても不自然さが出てしまったのかな?…と。 でも、それも脚本次第ってコトは有ったかも知れませんけどネ。
合戦のシーンなども、ホントはカメラワークや色合い、編集、CG、BGMなどで、もっと重々しい戦国仕様に作れたと思いますが、敢えてそれをせずに、「人を斬りたくない」という秀吉の心理表現に重点を置きたかったんでしょうね。 それが後々のシーンへの伏線になるから…。
初めの頃の藤吉郎の喋り方も、段々と変わっていく様を表すため、敢えて軽い感じにしていたんだろうと思います。 普段は計算が苦手でも、芝居に関しては、結構ツヨっさん、計算して演技してるトコありますからねぇ〜。 そういうトコロ、好きなんですよねぇ〜。 でもネ…そうだなぁ〜、やっぱ秀吉が戦で人を斬り、葛藤する場面とか…そういうトコロを、もっと重点的に描いて、盛り上がりを持たせてくれたらなぁ〜…と思いました。 人を斬り、戦から帰ってくる馬の上の秀吉の表情とか…アレは、もっとクローズアップして欲しかったナ。 要所、要所で、グッとくる場面も有ったのに、盛り上がりきれなかったような気がします。
音楽もネ…ちょっと牧歌的過ぎたとゆ〜か…。 音楽や音効果がもっと工夫されてたら、もっと迫力やメリハリが付いたかも知れないなぁ…。
何だかんだと文句をタレているようですが、今回は時代劇を初めて演出する鈴木雅之さん、時代劇が始めてのキャスト揃いで、ちょっと新しい挑戦的に作ったドラマという見方をすれば、その心意気は買いたいと思います。 逆に北大路欣也サンが出られた時に、余りの重々しさに、この時代劇のバランスと違うんじゃ?…と思えてしまったくらいですもの。
藤木直人さんの信長、宮迫さんの明智光秀、良かったデスよねぇ〜。 フジッキー、顔が小さすぎるし、普段の現代ドラマの時のように、多少甘い感じで演じちゃったらどうかな?…と思ったのですが、どうして中々、迫力が有って良かったデスよねぇ? 私には、余り「こういうのが信長像」というモノが無いので、そう思っちゃうのかな? 実際にはもっと冷酷非情な人なのかしら? でも…時代考証どおりの時代劇なんて有り得ないですからね…ある程度の脚色も無いとドラマとしてなり立たないし。
しかしフジッキーと宮迫さんが並んだ時の顔の大きさの違いがぁ〜(笑)。
宮迫サン、「役者の仕事のほうがお笑いの仕事より好き」って、何かの番組で言ってたコトあるだけあって、細かい表情の変化とか、面白かったですネェ。 (でも、お笑いの仕事も止めないであげて欲しいナ…蛍チャンのためにも・笑)
あ、信長が扇子を投げて、光秀の顔をかすめるシーン、結構好きです。 ちょっとマンガチックだったけど、面白い!
「こ〜ゆ〜風に作るのが時代劇なんだヨ」というセオリーみたいなモノを崩すという意味では、とても面白いドラマだったと思います。
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