危ない - 2013年01月08日(火) 鬱だ。 ちょっとやばいレベルの鬱だ。 あのときの、もう会社にも行けないやばいレベルの鬱の感触。 薬を一日1錠に減らしたのがよくなかったんだろうか。 一日2錠に減らしたときはちょっとの抵抗ですぐに慣れることができたのに。 薬を減らしたからだけではない。わかっている。 立て続けに失恋したからだ。 立て続け、という言い方も変だけど、バイト生からは婉曲的ながらかなりはっきりとわたしが恋愛対象外であることを聞かされた。告白はしていないけれど、それに等しいことを言った、と思う。たぶんあいつのことだから、だいたいわかった上で言っている。これをもって完全にあいつとの可能性はなくなった。 そして、同級生の気になっている友達からも、そういう対象としては見られていないことを理解した。 ていうかどう考えても最近避けられている。 勘付かれたのだろう。 誰かがばらしたのかもしれないけれど。 まあどっちでもいいよ。 避けられている時点で可能性も何もないよ。 近年まれにみる自己評価の低落に苦しんでいる。 わたしはもう女として微塵も価値のない存在なのだと今思っている。 こないだ久しぶりにメールをくれた人も結局それ以来何も連絡してこない。 適切な人が見つかったのだろう。 あるいは気まぐれ。 もういい。 「先生のことを好きな人はいるはずです。 でも、その人のことを先生が好きにならないんでしょうね。」 とバイト生に言われた。 そうなんだ。 つまり「30代にもなって高望みしてるんじゃないよ」と言われているわけですごい凹むのだが、じゃあ、どうすれば、わたしを好きになってくれる人をわたしは好きになれるというのだろうか。 まさにハチミツとクローバーなのか。 読んでないけど。 聞くところによると、登場人物全員が片思いだというではないか。 そんな地獄のような世界を描いたまんががなぜあんなにヒットしてドラマ化までされたのか、わたしにはさっぱり理解できない。 このまんがの感想には「せつない」「共感」などのキーワードが飛び交うが、「せつない」どころじゃない。地獄だ。 好きな人から好きと言ってもらえないなんて、むしろ迷惑をかけたり鬱陶しがられたりしている可能性すらあるなんて、これぞ現世における地獄だ。 人生はかなりの確率でプラスマイナスゼロだから、これまでもらったたくさんの幸せをだめにしてきた分を、今差し引かれているのだと思う。 昨日バイト生と話していて思ったが、もっとていねいに扱っていれば、壊れなかった幸せもあったはずだった。 次々と相手への不平不満を見つけ出し、せっかく手にした幸せを自ら壊しておいて、何を今更嘆くというのか。 口には出さないが彼がそう言いたそうにしているような気がした。 気がしただけかもしれない。自分の心の中の声なのかもしれない。 いや、でも。 やっぱり、将来を見据えて付き合い続けることができた人は、いなかったのだ。 違う形で別れることはできたのかもしれないけれど、やはり別れるしかない人たちではあったのだ。 反省はしている。 けれど、後悔はしていない。 そのときの自分に誠実な、嘘のない選択をしてきた結果が、今のわたしなのだ。これだけは確かだと言える。 そう言わなければ自分を保てないだけなのだとしても。 -
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