シナプス - 2004年02月08日(日) 少し前に本屋にたくさん並んでいた「Deep Love」を同僚が貸してくれたので、さっき読んだんだが、まぁなんだ。もとは携帯サイトで連載されていた小説で、主な読者層のために平易な文章で書かれてるんだろうから、それは気にならなかったんだけど、大人になってもああいう純粋な心をなるべく失ってはいかんですね。やっぱり。 しかし、純粋無垢は尊いものだと思うが、無知はそれとは違う。自分の無知にいつまでも気づかないでいることは、ひとつの罪であるように思う。 最近わからないことが多い。 頭の回転が遅い。 シナプスの接続が自分でもいらいらするくらい悪い。 別に悲観するわけではなく普通に思うのだけど、誰のことも、本当は、本っ当はどうでもいいのかもしれないと思った。そういう冷たさを持った人間なんだと思う。私は。だからこんなに簡単に、人の気持ちを傷つけたり、無視したり、することができるんだ。 別に悲観するわけではないんだけど。本当に。 それが私の「強さ」の所以で、きっとこんなに体力もなく根性もない私が、自分のことを「もしも地球上の人類が滅ぶことになって、周りの友達がばたばたと倒れていっても、私は割としぶとく生き残ってるほうなんだろうな」と何かにつけて思うのは、その根っこのところにある図太さというか冷酷さのためなんだろう。 何を言ってるのかよくわからないですね。 あぁ。それなのに真面目ぶろうとするから中途半端なんだよ。私は。 だからって自分にとことん正直であろうとすると、いつの間にか偽悪者になってしまうのだ。中途半端が一番楽で、手っ取り早い。 会話のキャッチボールを簡単に諦めてしまうのは、血なんだと思います。 大学の頃をときどき思い出す。 たぶん、頭の緩み具合が当時と同じレベルになってきたからだ。 気持ちの緩み具合も。 緩んで何が悪い。 見捨てられないとわかっているなら、それでいいじゃないか。今のままでいいじゃないか。 ということは、私の努力は、ひたすら、見捨てられないための努力? 認めて欲しいための努力? それで、大事なことは何も育ってない?実ってない? あー。これだから生理の直後はイヤなんだ。 温泉行ってこよう。 純粋な「自分の満足のため」っていう努力が、今の私の中にどれだけあるんだろう。 -
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