「脂肪と言う名の服を着て」 - 2003年11月11日(火) 体中ががくがくと震えている。 武者震いではなく、変化を恐れているのだ。自分で分かる。 書いてもいいんだろうか。 書くことで認識が強くなるのは避けたいのだけど。 会社が怖い。 私の知らないところで皆、予想以上に殺伐とした雰囲気で仕事をしている。 たぶん。 皆理性を保つのに必死だったりするのだろうか。実は。 おかしいな。 前もこんな感じだった。 私だけが悪いのではない。それは分かっている。 頭では。 私はパーツだ。歯車だ。 お互い歯車を噛み合わせながら仕事する。 ときどき歯車が食い違う。 食い違いに気づいたら修正する。 それだけのことなのだ。 もうちょっと強くなりたいのだ。 もっといろんなことをさっと流してしまいたいのだ。 こだわるなこだわるな、ひとつのことにこだわるな。と、念仏のように頭の中で唱えながら仕事をしている。 些細なことでマイナス思考に支配されないように。 もっと強くなりたい。 たぶん強くなってこそ優しさは真価を発揮するのだ。 とか、わかったようなことを自分に言い聞かせてみる。 帰り道、最近出来た友達とバカ話をして帰った。 たくさん笑った。 それだけのことで、車に乗ったら涙が出てきた。 皆必死なのだ。 久しぶりに自炊した。 ここしばらく、主にファミレスとうどん屋とホカ弁のローテーションだったから、とてもおいしかった。 「脂肪と言う名の服を着て」は安野モヨコの漫画ですが、デブだった主人公が(拒食症のせいなんだけど)苦労して痩せることができたのに、周りの人は痩せた彼女を認めようとしない。それで彼女はまた太ってしまうのですが、変わるとはそういうのに負けない強さを持つことなんだろうなぁと今思った。 もうね。必要以上におびえたくないんです。 別に自分がどう変わろうが、周りの人は知ったことじゃないんですよ。 なのに、どうして変われないんだろう。 まだ自分の気持ちよりも、目に見えない「周囲の期待」というものをより重く信仰してるからなんだろう。 アホくさい。ほんなこつアホくさい。 とりあえず風呂だ。風呂。 -
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