ぼやかし - 2002年01月31日(木) 自分の欠点を直視しすぎると痛い。 あまりにつらくて身動きが取れなくなってしまう。 だから、欠点を直したいときには真正面から立ち向かおうとせず、微妙に視点をずらし、視界の片端に収めておく程度にする。 そうすると、欠点を自覚しつつもつらさに負けず、少しずつではあるが改善しようという気持ちになれる。 そういうぼやかし方を会得してきたことが、最近の私の成長だ。 あくまで現実的に、かつ真剣に欠点を直したいと思うのならばこそ、そういう方法もひとつの手だろう。 心のバランスを崩す人には、そういうところが不器用な人もいるんだろう。 私は基本的に、不器用で誠実な人間が大好きで、そういう人が不器用ゆえに苦しんでいる姿を見ると、自分のことのようにつらくなる。 そんな人に、この視点のずらし方を教えてあげられたらよいのに、と思うこともある。 しかし前は、心理カウンセラーとはそういう仕事だと思っていたのだが、それは大きな間違いであろう。 大学のころにちょっとだけお世話になったことがあるけれど、心理カウンセラーは何かを「教える」仕事ではなく、「聞く」仕事である。 結局、自分で気づかないと解決の糸口にはならない。 やる気がないのにいくら周りが話して聞かせてもしょうがないのだ。 だから、まず聞くことに力を注がなくてはいけない仕事なのだ。 「教えてあげよう」という姿勢は傲慢であり、一方的であり、結局解決にはならない。「聞く」ことってとても大事だ。 なんともとりとめのない日記になってしまった。 明日は車を運転して県境の市まで行かなくてはいけないので、同乗者を殺してしまわないように、そろそろ寝らなん。 -
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