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2010年03月21日(日)
本当の自分

「誰に対しても、とても明るくて、常に懸命に聞き役で居ようとしているけれど、それは相手からは、とても不自然に見える。無理してる感じが伝わる。あなたはある意味偽善者で、いい意味での多重人格で、自分が傷つくのがいやだから、優等生っぽい、やさしい奇麗事しか人に言えない。僕でよければとかいうのは、相手の出方を探っている、失礼なこと。敬語なんか使わずに、タメ口でいいし、無理しなくても、人に対して、いいたいことを言えばいいのに・・・」


そんなことを、延々あれこれ言われつつ語り合っていた。久しぶりに。
もう、出会ってからとても長いのけれど、ここまで、私を完璧に見透かしてしまう人は、あまり他にいない。彼女にとって、私は「とてもわかりやすい」人なのだそうだ。「複雑だ」といわれることが多い私にとっては、すごくめずらしい。

ただ、私のことを「すごく頑固者」とも評していた。
こうしたほうがいいよとか・・・そんなことを、あれこれ言っても、根本的には変わろうとしない。

「いい人をやめたらいい。無理して、誰からも好かれることばかり考えるんじゃなくて、無理しないで自分のままで。そしたら、自分のことをキライと想う人も出てくるけれど、逆に深く付き合える人も現れる。そのほうがいい」

自分の間違っている考え方を、いい方向に修正してくれている。間違っていることを、きちんと指摘してくれる。私からは、言い返せないことが多い。かなり痛いところを突かれる(笑)そういう意味では、感謝しなくちゃいけない。言ってくれるうちが、ありがたいのです。言ってくれなくなったら、それこそ悲しいこと。

(僕は、人にあまり否定的なことをいいたくない想いが強い。いろんな個性や考え方ってあるんだし。それを認めたり許したりすることのほうが大切だもの。ただ、ごくたまに、ルールから外れたことした人とかには、厳しいこと言うけれどね。でも、こころから好きな人たちのこと、いろいろなことを受け入れてゆくおおらかさは、大切にしたいんですよね。)










西条に降り立った。今年訪れるのは初めてだろうか。所用兼ねて訪れた。
約束の時間まで、少しあったので、ひとり街を歩いてみた。酒蔵通りは、本当に大好き。いつもの西条らしい光景を見ると、不思議とホッとする。白と青のコントラストがすがすがしい。そして、酒蔵メーカーの凛とした空気と静けさが合さって、この通りを歩くのもすきなのです。








UNCAFEにて。
かなり長い時間、ここでも語らっていた。きょうの西条はとても寒かったので、窓に近い席は特に、冷気が入ってきて、座っていてもちょっとだけ肌寒かった。私は、ハンバーグのランチを戴いた。ここのシフォンケーキとコーヒーも好き。その後、夕食はJカフェに(「草花木花」だった建物が、変わっていた)。ここもたくさんの人だった。アルコールランプの炎が、テーブルを灯し、少々感傷的な雰囲気の時間で、また語らう。ほぼ、半日、西条で過ごした計算になるわけです。その多くはカフェにいりびたりということか(笑)








西条のひとつの光景。街灯に照らされて、川岸の緑が、光輝いていて、緑がまぶしかった。デオデオ跡の建物が、ちょっぴり廃墟のようだった。



本当の自分って何でしょう?
いまの自分じゃいけないの?それでは、人は、去っていくの?愛されないの?

本当に、難しい問題だ。
でも、あとはひとりで考えて、答えを出す問題。
誰かに頼ることではないし。最後は自分しかいないのだから。



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
ホームページ⇒http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/

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