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2010年01月30日(土)
The Golden mountain








車での帰り道、ふっと黄金山へ。

ここ数日、気持ちが沈んでいた。そんなとき、きまって訪れる場所。

山頂の展望台で、ぼんやりと、都心を見渡しながら、物思いにふける。

暖かな陽射しがやさしく身体を包んでくれる。


過去・現在・未来

悲しいことも、楽しいことも、辛いことも、泣いたことも、笑ったことも

すべてこの山頂から見渡せる街の中で毎日起きていること。

この小さな街の中には、いつもそばにいてくれる仲間もいる。

でも、もう二度と逢いたくない人もいる。

同じ街にいるはずなのに、何十年も逢えないでいる、旧友もいるはず。

これから出会うであろう人も存在する。

この見渡すだけの狭い範囲で、僕の人生のほぼすべてが廻り続け、すべてが、ストーリーが展開されていて、毎日が動いていると想うと、

なんて小さい範囲で物事を見てるのだろうということに気がつく。

いま想い続けていることも、ほんとうはとても小さいことなのだろう。

ここに身をおくことは、自分の存在のスケールを、再確認するための場所のように想います。

また、あしたから、この小さな街の中に、入っていって、ささやかでも幸せを重ねてゆきたい。誰かの幸せになれるように。

時間は容赦なく、進んでいって、あらゆること、あらゆる人、あらゆる絆を過去のものにするけれど。でも、きっと、

未来は変えられる。想い出は乗り越えられる・・・


ここから、眺める光景は、数え切れない記憶を思い出させる、記憶のアルバムでもある。この小さい都心の街、どこを見ても、さまざまな想い出があるからね。
























黄金山という場所のイメージって、みなさんはどんなだろう?
僕は、小さいときから、お花見で訪れる場所の印象が強かった。
高校の時、テニス部の恒例トレーニングとして、海田町にある母校〜バイパス〜黄金山山頂まで往復マラソンをたびたびした、苦しい思い出も。

その後は、夜景を見に行ったりもたびたびしたけれど
どうも、自分が行き詰まったとき、ふっと訪れてしまう場所としての存在に変わってしまった気がします。


東京には、東京タワーとか、東京シティビューなどなど
都心を一望する展望台は数多いですが、広島でとなると、一番ピッタリなのが黄金山になるのだと想います。(もっと都心に近い比治山では、高層ビルの高さと同じくらいだから、遠くまで見渡す感じではない)
広島シティビュー・・・そう命名したくなる。


きょうは、日焼けするのでは?と想うほど
陽射しがあたたか。
山頂のベンチでは、女子大生のグループが、ずっとまったり過ごしていたくらい。お孫さんを背負ったおじさんが、ほほえましかった(車で降りるとき、背負ったまま、歩いて降りている姿をみました。ご苦労様です)きょうばかりは、一足速く、黄金山は春の光景になっていました。ネコちゃんも、のーんびり。ちなみに、写真に映っているのは、わたしです。


春は、容赦なくこの街にも訪れています。
僕のなかの春は、まだ先かな?




仁保までの黄金山通りを走ってみたけれど、広島高速がほぼ出来上がっていた。道もひろびろ、綺麗になっていて走りやすい。ただ、この工事のために休業となった「y’s cafe」は、まだ再開していないようだった。ここからの東洋大橋や広島ベイブリッジの美しい景色が、広島高速の橋げたで失われてしまうのは、なんだか残念です。

ここ最近、訪れたカフェについて、また機会があったら、まとめて書き加えますね。


きょうもありがとうございました。
あしたも、みなさんにとって、やさしい時間が流れる1日になりますように



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
ホームページ⇒http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/

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