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2010年01月09日(土)
広島駅の夜を想う








広島駅。
きょうも、夜、ここを利用していて。
ふと、最近思うことを、つらつら書いてみましょう。

通勤で利用する、この広島駅ですが。
夜、ゆっくりカフェでお茶したり、食事をするという街としては、物足りない気がしています。

おしゃれなカフェができにくい街。
メジャーなカフェチェーンにしても、シアトル系は、駅ビルアッセのスターバックスコーヒーのみというのは、大都市の駅ターミナルにしては、寂しい。(珈琲館とか、サンマルクとか、ドトールはあるし、エールエール内にも、イノダとか尾道浪漫珈琲はある。ただ、どれも分散していて、一体感はない。)

どちらかといえば、カフェではなく、喫茶店文化がずっと引き継がれている。

純喫茶パールをはじめ、昭和30〜40年代のままの佇まいの喫茶店・カフェが残っているのも、広島駅南口である。ただ、夜遅くまで営業しているわけではないので、日が暮れてから訪れるというわけにはいかない。

また、駅ビルアッセには、風車といった、広島の喫茶店をリードしてきた代表店がいまも営業されている。



若い人が気軽に入れる、若い人がお店をはじめる、いや、夜遅く、せめて終電近くまでされているカフェは、ほとんど皆無に近いのではないでしょうか。


居酒屋さんにしてもそうで、誰でも知ってる大手チェーン店か、愛友市場の立ち飲み・大衆酒場という、極端な2つのジャンルが存在していて。若い女性が好むようなお店は、少ない。夜遅くとなると、かなり限られてしまう。










たしかに、デパートもあって、ターミナルもそこそこ立派で。
でも、なにかが足りない・・・全体的に街のイメージが散漫で、バラバラで、いまいちコレッ!っていう長けたものがないからかもしれませんね。


京橋川沿いの河岸緑地にに、おしゃれなカフェやレストランが、屋台のように並んで、人気を集めているけれど、それこそ、駅前大橋のそばに同じようなものを作ったらいいのにって、日ごろ思っています。



学生のころ、広島駅南口で、毎日行われていた、テレビ(広テレのテレビ宣言)の中継に、出演したこともあります。もちろん告知のフリップを持つ係りで。毎日、いろんな人がテレビに出演してたわけですし。

エールエールがまだできる前、路地に毎晩出ていた屋台へ。
学生だった僕たちは、ここで、ビジネスで広島にやってきた人たちや、会社帰りの人たちと肩をならべて、美味しいラーメンやおでんをいただいてた。そうした人と会話したりして。庶民的な、若い人も県外の人も、気軽に触れ合える。そんな人情のある街

いま、再開発も停滞していて、
街の方向性が、洗練されたものに振るか、昔ながらの街のままに降るか。
どっちつかずのままになっている。ちょっぴりもったいないなぁって。感じます



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
ホームページ⇒http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/

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