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2009年10月08日(木)
思い出せ、幼い頃のすべてを

きょうも、1日おつかれさまでした。

みなさん、どんな1日でしたか?

きょうは、風が吹いて、それもとても涼やかで、すごく気持ちのよい1日でした。


すーっと身体に吹き抜けていく
すると、どこかこころも浄化されるような感覚に陥る。

そんなとき、ふっと目を閉じて、深呼吸してみる。

そんなときって、ふっと、幼いころの思い出が脳裏をよぎるんです。


幼かった頃

僕は、どんなことにも興味を持って、好奇心旺盛で、なにもかもが楽しくて、1日があまりに短いと感じる子供だった。


五感で感じるものすべてに興味を持っていたというか。


通学路でも、道のそばの家、看板、緑、人
あらゆるものに興味をもってて、飽きることがなかった。

地図が大好きで、寝るまで地図を傍らから離すことななかった。お小遣いがもらえたら、本屋さんで地図を買っていた。そしていつも、お絵かき帳に、地図を描き続けてたし。自分だけの地図を

そんな地図を持って、外に出かけるのが何より楽しかった。

通学路も、時には、知らない道、初めて歩く道を歩くのがドキドキワクワクで楽しみだったり、冒険する感覚で、となりまちまでいってみたり。

大きな塀のある道を見つけたら、塀のスキマから、工場の中をのぞいて。ヒーロー戦隊ものの秘密基地のような感覚で。

自転車に乗ると、勝手に駅名をつけて、「○○駅〜」ってアナウンスしながら走ったり。(広電宮島線がすぐ近くを走っていて、生活の中で身近だったことが影響したのだろう)

駄菓子やで買って集めていたスーパーボールや寝台特急のシール、ミニカーを箱に詰めて、宝物のようにして大切にしていた

透明なもの、キラキラしたものが好きで、おもちゃのブロックも透明なブロックばかり集めたり、折り紙の金紙銀紙は大切に取っておいたり。不二家のパラソルチョコレートの傘の柄の部分(カラフルな透明プラスチック)を集め続けたり

城址公園に上って、街を見下ろすのが好きだった。
防波堤に上って、海に漂うヨットを見るのもすきだった。

友達と、あたりが真っ暗になっても、街灯の明かりだけで野球を続けたり。資材置き場にもぐりこんで探険ごっこしたり。星座早見板をもって、星空をずーっと眺めたり。天体望遠鏡が欲しくて、いつもショーウインドーに飾られていた天体望遠鏡に見とれていたり

テレビも大好きで、ブラウン管の向うの世界に、すーっと入れるんじゃないかと思っていた。

電卓とか、文房具とか、機械的なものが異様に好きだった

本屋さんとか、文房具屋さんとか、郵便局とかの独特の空気、匂いが大好きだった。

将来なりたい職業がありすぎて、それらをひとつひとつ想像するのが、楽しみで仕方なかった・・・


なにもかもが、新鮮で、興味を持っていて。
ひとつのことにこだわると、極めるまでやめようとしなかった。
(プラモデルでも、ゲームでも、勉強でも、なんでも)
まさに、寝る間も惜しいくらい。



そんな子供のころの純粋さ、新鮮さを忘れない、好奇心いっぱいのこころ。

ふっと、目を閉じて、深呼吸して
涼やかな風が、身体を吹き抜けると、
そんな淡い、幼かった頃の自分に引き戻されてしまう。
不思議なのだが。

身体が浄化された瞬間というか

大人特有の、濁った部分も、すーっと消え去ってしまう瞬間。
子供のころの、純粋で、やさしくて、人を疑うこともなかった
なにもかもが楽しく感じることのできた
そんな、子供のころの自分、記憶に戻ると、ふと考えさせられることがある。


大人になっても、そうしたピュアな子供のころのこころや感情は
忘れないほうがいいと。

子供っいぽいところも、あったほうがいいし、
幼い頃の好奇心、ワクワク感を忘れないように

趣味でも、仕事でも、家族でも、なにかひとつでも、子供のように夢中になれることがあるべきですし。

こころから、ワクワクすること、新鮮に思うことに出会うことは、
大切だと思うのです。
大人びてしまうと、そうしたものを忘れたり、押さえつけてしまいがちですが。


幼かったころの記憶が、脳裏によぎったとき

大人になったいまのわたしに、なにが足りないのか、なにが必要なのか。ふっと教えてくれるものです。

きょうは、そんな、すがすがしい、涼やかな風がふいた日でした



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
ホームページ⇒http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/

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