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2008年12月26日(金)
LOVE&PEACE&MONEY〜急激な経済の変化は

ロバートハリスさんがホストを努めるトーク番組で、
ピチカートファイヴの野宮真貴さんがゲストで出演していたときのこと。

彼女が、番組の最後で、自分にとって一番好きな言葉を教えてくださいという問いに、彼女が出した色紙には

「LOVE&PEACE&MONEY」

その昔は「LOVE&PEACE」が叫ばれていたが、それだけじゃやはりダメだと気が付いて、やはりそこにMONEYがないといけない。MONEYがささやかでもあって、それをどう生かして使うかが大きい・・・

なかなか的を射てる言葉なだって想った。

(番組で、ある世界的デザイナーに、ダイヤモンドをちりばめた数百万もする靴をいただいて、その靴を紹介していたかと想うと、いまは、息子小学校のPTA役員になっているとか。自身がまだ売れないころは、とても質素な生活をしてたけれど、それはそれで楽しかったとか、いろいろ興味深いお話されていた)


お金は、やはり必要だし、お金がないとこころも豊かになりません。
その上で、お金に対してどういう考え方をできるかによって、人の人生は大きく左右するアイテムでもあると想うのです。お金にこころを込めることはできるから。



わたしの知人に、個人的に株の取引をなにわいにして生活している人がいる。いわゆる個人投資家・トレーダーといったところだろうか。いつも四季報を欠かさず買って、研究しながら、朝株価のチェックをするところからはじまる生活

それをどうこう言うことはないけれど、
前々から、僕の心の中では疑問符が付いてて。きっといつか大変なことになるのでは?という予感がしてた。

案の定、急激な株価下落と不況。



僕は、この数ヶ月の世界の急激な経済危機
意外と、まったく驚かなかったんです。いずれこういうことって起きるだろうと想ってたから。


やはり、株でもうけようとか、それを生活の糧にする人が多くなるとか、アメリカのサブプライムのような実態のないものを売り飛びつくような人がたくさんいるとか・・・冷静に考えたら、そういうのが多くなると経済もおかしくなるのは当たり前で。必ず無理がでるのです。


要は、そうしたリスクを負うものに手を出してリスクを負うのはあたりまえで、無一文になるなり、借金負うなりすればいいのですが、そうしたふわふわしてた人たちのしわ寄せが、まじめに働いて、地道にやっている末端の人たちに襲ってくるのが納得いかない。

アメリカの車会社の社長が、自家用ジェットでやってきて、国に融資を申し込むという感覚からしておかしいし。これだから、経済がおかしくなても不思議じゃないんですよ。いまの状況はあたりまえです。

きちんと、責任を負わなければならない人が責任を負わないかぎり、この経済は根本的に解決しない。企業だってそうで、仮にも社会的責任とか社会的貢献を高々とうたっている企業が、派遣切りするわけでしょ?まったく社会的責任を放棄している。企業は労働者を守るのではなくて、株主を守ろうとしているところ。そこが間違いで。(まぁ、国の政治だって、選挙しないということ=国民を守ることじゃなくて、自分の党を守ることで必死だから、同じようなものです。)

責任をきちんと負わない限り、同じことをきっと繰り返す。


僕はエコノミストでもなんでもないけれど
いまの不況はいっしゅの風邪のようなもので。きちんとウイルスを退治できたら、すぐ回復するのでは?と想ったりしてる。ウイルスを退治するのは・・・政治・政権が変わること?人々の意識が変わること?どうでしょうね・・・ガソリン価格だって、急激に高騰して、急激に下落して、いまは、数年前の水準よりも安くなっているわけだし。


LOVE&PEACE&MONEY

僕はこう解釈する。
拝金主義だけだと、かならず大変なことになる。
人のこころや、愛や、やさしさや、平和や、お金では買えないものを大切に出来ない人、その大切さに気が付かない人は、きっと生きたお金をも得ることができない。結果的に、だれもいなくなるし、お金も無意味なものになってしまうような気がする。



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
ホームページ⇒http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/

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