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2008年06月20日(金)
白黒つけることは、本当にいいことなのか









雨の一日。でも、雨音が都会の喧騒を掻き消してくれるから、私はこころおだやかなんです。

別に静かなのが好きなのではなくて、無機質な音が街にあふれている中、雨音ってごく自然の音として、そうした無機質なものを包み込んでやわらげると想うから。


僕は、あまり白黒はっきりつけることが、いいことばかりじゃない。でも、誰しも自分なりの考え、倫理観、価値観ってあって。無意識のうちに、自分の基準で白黒をつけているのだと想います。ただ、あまりはっきりつけ過ぎてしまうと、人と関わる中で、ちょっとした足枷となることがあるような気がしています。


いろんなことに対して、ひとつひとつ、自分で問い直す
これでいいのか、なにが間違っているのか。そうやって、無意識のうちに創り上げた基準を、修正してやることは、きっと、日々の中で必要な作業のような気がします。自分も凝り固まっている部分はあるし、それを指摘した人も、実は、私以上に凝り固まっているように見えたりする。自分の殻を破って、外に出て、人と接すること。そんな基本的なことが、どれだけできるかによって、こうしたことは、日々変わっていくはずですしね。

白黒つけることがあっても、その物事の裏には、自分が見えていない1面が隠されていることもあるのがまた、事実で。人のこころも、そのときには、なかなか見えないもの。いなくなってみて、初めて、その人のこころ、隠されていたやさしさとか、逆にひどいところとかが、わかったりするものですから。

人を傷つけたくないから、白黒つけずに、あいまいさを残して置くことっていうのもあるでしょう。逆に、白黒つけてあげることが、その人のためということもあるでしょうしね





帰宅途中、閉店間際の大型書店へ立ち寄った。
広い店内、お客さんもまばら。お目当ての本を探した。
最近、ゆっくり書店に行くこともないなぁ。ゆっくり時間が出来たら、1日書店で本探ししたいなと、ふと想いました。







コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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