「拝啓 十五の君へ〜アンジェラ・アキと中学生たち」
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「拝啓 十五の君へ〜アンジェラ・アキと中学生たち」 NHKの全国学校音楽コンクールの合唱課題曲を書いたアンジェラアキさんが、全国の中学校の合唱部を訪れるドキュメンタリー
すごくすごく、アンジェラさんの眼がねの奥のやさしいまなざしが印象的で。生徒たちと熱く向き合っていた。
生徒に、未来の自分への手紙を書かせた。卒業式の日の自分へ。3学期の自分へ・・・それをおのおの発表してもらう。その中には、不安、悩み、苦しみが綴られていた。それを、アンジェラさんは、未来の自分が、それを読んだとき、いまよりもっと強くなってる、だから、きっと大丈夫って思えてるからと。
どの学校でも、生徒も泣く、アンジェラさんも泣く。 感極まって・・・ とにかく、アンジェラさんの熱いこころが、画面からストレートに伝わるし、生徒も引き込まれているようだった。生徒ひとりひとりの手紙やお話に、大きくうなずきながら、やさしいまなざしで聞いている。家族のことで悩んでいた、ある女子生徒にも、やさしく、勇気づけていた。
「自分がだめだと思うとき、 一人ぼっち、誰も自分のこと理解してくれないときもある。
そんなとき、 自分の中にある、自分の『声』を信じて、 前を向いて歩いていってほしい
どんなことがあっても、絶対大丈夫だから 時間は必ず問題を解決してくれる。
どんな辛いことがあっても、 支えあって生きていける仲間は絶対いる
そのことを忘れないで生きていってほしい・・・」
生徒たちに語った、その言葉に、僕もウルウル来てしまった。 画面の向うの生徒も、アンジェラさんも、みな泣いていた。
最後に訪れた中学校の音楽室で、合唱部の生徒の前で、 アンジェラさんが、課題曲「手紙」を、弾き語りでうたった。
壊れそうな思春期の思い、そして、どんなに悩んでも、苦しんでも、いつか未来はやってくるから・・・そんなメッセージがストレートに込められている、すてきな曲です
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