映画レビュー
「ただ、君を愛してる」 見終わって、こころ洗われたね。こういう純粋で切ないラブストーリー、きっと自分が学生のころだと、もっと共感できたものと思う。
秘密を抱えている、身体も大人になれない静流(宮崎あおい)と、コンプレックスを抱えている誠人(玉木宏)が、大学の入学式の日に横断歩道で偶然出会うところから物語がはじまる。みずみずしい情景の中での、2人の世界。一途に誠人を思う静流。そこには、「写真」が密接に関係しながら、恋の行方は意外な展開に・・・という感じかな
2人が、森の中で写真を撮りあったり、誠人の部屋の暗室で写真を現像したり。写真で恋が発展するというのも、なんだかすてきだなって、とても思いました。
とにかく「みずみずしい」がぴったりのストーリー
静流が、誠人の影響で写真を始めて、ある時期から「人」を撮影するようになっていった。子供の何気ない笑顔とか。その静流の撮影した写真を見てると、ふと、「ウメカヨ」さんと、ダブってしまった。たしかに、静流も、ちょっと感性が人と違う、我が道を行く、子供っぽいフシギちゃんだし。いつものファッションも、髪がちょっとぼさぼさなところも含め個性的だし。宮崎あおいちゃん、役がぴったりはまっていました。
きっと、ラストシーンは、泣ける人は泣けると思います!
(当初は「天国の森で君を想う」という映画タイトルだったそうです。大塚愛さんの主題歌のサビが印象的だったから、変更したとか。そういえば、大塚愛さんって、この曲を歌ってるとき、いつも眼を潤ませてる印象が強い。彼女にとっても、思い入れの強い曲なのでしょうね。)
もうひとつ、 「戦国自衛隊1549」 最初に作られた「戦国自衛隊」とは、似て非なるストーリーなのだろうか?私は見たことないのでなんともいえないけれど。きっと30年前の「戦国自衛隊」は、綿密にストーリーが作られていたからこそ、大ブームを起こす作品となったのでしょうね。どうも、「1549」の方は、最後まで見終わって、ここのつじつまが合わない!って思う部分がいくつも出てくる作品だと思います。(なんとか、最後に信長・秀吉につながるストーリーにしてたけれど)ただ、自衛隊が協力しただけあって、戦闘シーンは迫力あった気がします。生瀬さんや、嶋さんらが演じた隊員がたくさん、命を落とした割には、生還した隊員は、何事もなかったように笑顔だったのが、違和感感じたけれど。まぁ、歴史を捻じ曲げず、平成の日本を守ったのではあるが 個人的主観として、「日本沈没」よりは、楽しめたかな?という感じ。
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