わたしは、「頑張れ」という言葉が大嫌いです。 普段、人は簡単に、人に対して「頑張れ!」「がんばって」って言っていると思う。でも、誰しも懸命に生きているし、何かに対しても懸命なのです。これ以上、何を頑張れ!って言うの?って。こと、病気している人、限界まで物事に取り組んでいる人に、簡単に「頑張れ」って言うのって、逆に傷つける、ただただ無神経な言葉にしか聞こえない!ほんとに無意味な言葉である
頑張っても、上手くいかないことだってある。この世の中、頑張っている人が、損をする、どこか間違っている世の中でもあったりする
本当に、シレっとして生きている人は、 がんばらずに、がんばってる。さりげなく、がんばってる。 けっして、言葉にすることじゃないと思うんです
人はそれぞれ、複雑なものをこころに抱えていたり、表面上では見えない背景があったり。裏では、懸命に考えたり、取り組んでいたりするし、死にたいくらい悩んでいたり辛かったり。これ以上頑張れないっていうこともある。
そういうことをわかっている人は、きっと簡単に「頑張れ」って言葉って出ないと思うんです。
苦しいこと、辛いこと、悲しいことを、いくつも経験し、そのときしっかり考えて、乗り越えて行動した人でないとわからないことってある。つまり、人の気持ちをわかって、思いやること。そうじゃない人は、ほかの人に対しての想像力が広がらないというか乏しくなってしまう。相手のためといいつつ、結局自分本位になってしまう。そういう人って、けっこういるものだし、そんな人に限って、「じゃ、頑張ってねぇ〜」ってことを簡単に言って済ませてしまうものです。
幸せに、静かに、おだやかに生きていく それは、僕も含めて、おそらく多くの人が願っていること。そのためには、努力することも、志を高く持つことも大切です。ただ、頑張らない生き方を、本当の意味でわかりきることも、また大切なこと。
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