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2007年11月05日(月)
地に堕ち、そして解き放たれる

でも、どんな恋のカタチであろうと、相手に対しての想いというのは、やはり強いわけですよね。その恋にしがみついてしまうことは、多くの人は1度くらい経験あるのではないでしょうか?


私も、学生のころは、そういう面が非常に強かった。ただ一途で純粋に、その人を四六時中想い続け、それが災いしてか、恋が終わる。でも、その人のことがずーっと忘れられないでいる。そうして自分の内にこもってしまい、どんどん周りの人から遠ざかっていく

いまだからいえるが、「だめなものはだめ」なんです。
どんなにがんばっても、一度離れた人のこころは戻らない。
それで、自分が地に堕ちていくということは、結局だれもプラスになることはなく、結局、必要のない憎しみや、自分を責めることにどんどんつながってしまう。だれも幸せになんかなれやしない。結果的にね

悲しみに暮れるのはよしとしよう。
自分の中で、堕ちるだけ堕ち、泣くだけ泣いて。

すると、ある時期を越えると、ひとつの結論が導き出していくこととなる。その人以外の、誰かを欲する。存分に泣かせてくれる人、話を聞いてくれる人、やさしさを分けてくれる人、そして、自分を愛してくれる人


過去の想い出、過去に愛した人の存在に、解き放たれるとき、ひと回り成長した自分に出会える。そして、大切な何かに気づいたとき、おなじ価値観を共有できる、そういう人とめぐり合えるのではないかなと、僕は、ふと感じます


私の苦い経験、しんどい恋愛なんて、たくさんあります
ここでは書けないこともたくさんある。
でも、それらがあって、いまの自分がある。人を愛することとは、どういうことかが、以前よりわかってきている気がします



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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